良元優作&中島直樹@JOKE。

29日は年末恒例、JOKE良元優作&中島直樹ライブ。
ああ、今日は十四夜やなあ。
一日早いけど、あの曲やってくれるかなあ、
と昨日も通った道を行く。

今年は人数限定のため、毎年このライブに来てるJOKEの常連さんに声かけて
ソールドアウトになったらしく、こじんまりと開催。
昨日と同じく検温、フェイスシールド、小袋乾き物と感染対策、
周りのお店にお願いして、扉開いたままでやる念の入れ方、
原やん、やるやん!

今年は「月と金星」から。
中島直樹さんのコントラバスが入って来るところでゾクッとする。
隣のイクさんが「入り方がカッコいい」とフェイスシールド越しに耳打ち。
うんうん!ほんま!

今日は伸ばす声の声尻りが、艶っぽくてええなあ、
と「星を見ながら」を聴いてて思う。
「星を見ながら〜」の「〜」の最後、揺れてる感じがたまらない。

「まあいいやで日が暮れて」の途中でベースがなくなるところ、
また入って来るとこ、ほんまゾクゾクするなあ。
この二人のコンビは、やっぱり年に一度は聴いておきたいもんである。

おお!「石」!中島直樹さんも、鈴木常吉さんと共演してはったなあ。
あのブルーモンクのライブは忘れられんええライブやった。
鈴木さんを亡くした一年の締めくくりに、この二人で鈴木さんを
思い出させてくれる、この歌。
もう感謝しかない。
ありがとう!

「春の虹」の柔らかさ、優しさが、
今年一年の凍りついたような気持ちを溶かして行く気がした。

「へたくそな唄」。中島さんの優作さんへの寄り添い方が好きやなあ。
少し引いた後ろから、歌を守るように寄り添っている感じ。
この位置関係は、中島さんならでは、と言うか、
一緒にやってきた時間がないと、できないもんやないか、と思った。

二部は「眼鏡橋」から。
このコンビは、こういう陰影のある歌がよく似合う。
と思ってたら「昨日見た夕日」優作さんの中でも、指折りの陰影のある歌。
最高。
弓をたっぷり響かせる。
ほんまたまらん。

「遠い空」は、そんな陰影を持ちつつ、
激しさも感じる曲、ええ曲順やなあ!

「次は長い沖縄旅行に行ってるおっさんの歌」と言いながら、常吉さんの「疫病の神」。
「沖縄旅行行ってるおっさん」、受けなくても何回でも言い続けると、いつか受けるらしい。
良元優作新喜劇か!(笑)

疫病の神聴いてるとき、またブルーモンクのライブのこと思い出した。
あのときは桑本さんもいたんやなあ。
今は,鈴木さんも桑本さんもあちらの世界やと思うと、なんか泣けて来た。
年末やしええか。

川島くんのリクエストで「風につらつら」。
今日はちょっとゆっくりのテンポで。
このテンポの方が、なんか却ってジリジリと来る夏の暑い日を感じて、ワシは好きかも。

おお!この二人の時必ず聴きたい曲「緑のタイルのいかしたテーブル」!
このゾクゾクする感じ、この二人ならではの味やわあ!
川島くんのコン!も、ちゃんと決まりましたー!

満を持して「キムおじさん」。
今日はほんまええ声。
出てるとか、伸びてる、とかではなく、なんか切なさが満ちてる声や。
年末にピッタリ。

「ペプシドライブ」は、客席から手拍子。
なんでやろ、優作さんの曲やのに、この一年のこと、
特に鈴木常吉さんのこと、思い出して、泣きそうになる。

景気良く「ネギネギブギウギ」!で,今年一番の盛り上がり。
2020年良元優作ラストソングは「帰り道」。
この歌も、この二人の良さが、ビシビシ感じられる曲やなあ。

おお!優作さん、終わる気まんまんやったけど、ミポリンの押しで「満月の手紙」。
来る途中「やってくれるかなあ」思ってた曲なんで、めっちゃ嬉しい。
ミポリン、グッジョブ!
「なんだか思い出したよ」のとこで入ってくる中島直樹さんのコントラバス。
我慢してた心が、涙を流し始めた。気持ちのいい涙。
この曲を晩年の寝床で聴いて涙してたという中島らもさんのことを思い出す。
今日は、故人に泣かされる日になったなあ。

ろくでもない一年でしたが、ええ締めくくりができました。
来年は、またJOKEに何人入れるかギネスに挑戦!
みたいな感じで、このライブ観ながら
「去年はたいへんやったなあ」と、笑い話で
この日のことを思い出せるようになってますように。

それでは皆さん、佳いお年を。

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