大阪「高低差」地形散歩 新之介著。

会社の同僚が書いた「大阪高低差地形散歩」を読了。

比較的高低差が少ない大阪の町にも上町台地を初め、
いろいろな高低差があるんやなあ。

その高低差は元々の地理的条件や、
人間の営みによって生まれたものまでさまざま。
ほんの階段一段分くらいの段差にも歴史が詰まってたりする。

特に大阪は、大和朝廷の古代から政権の本拠地として機能したり、
奈良・京都にあった都の外港として機能したり、
本願寺を中心に一向宗と信長の争いがあったり、
大阪城を中心に時代の表舞台に出てきたりと、
各時代を通じて、歴史に絡んで来てるので、
さまざまな時代の土木工事に絡んだ高低差がある。

地理的にも有史以前から、河内まで海で、
それが湾になり淡水化して潟になり、陸地化していったり、
住之江のあたりまでが、海に面してたりした時代から、
大きく変化しているので、
地理的、歴史的要因が絡んでの高低差がある。

それを図解入りで分かりやすく解説してるので、
読みやすく、楽しい一冊に仕上がっている。

大阪だとわりと大きな書店でも平積みしてるようです。
歴史好きの方、地理好きの方、
そして散歩好きの方にもお勧めの一冊です。

大阪以外の方はAmazonでも買えるみたいです。

けっこう反響すごかったです。
少しは同僚の売上に貢献できたかな?
(20230713記)

続編も出ました。

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