大江健人@釜晴れ。

昨日、午後2時、まだ明るいのに、2本目のライブ始まりました。
西成の釜晴れに場所移動して、大江健人さんのライブ。
しばらく観れてなかったんやけど、ちょい前にYouTubeで観たら、
すごいええ感じやったんで、生で観たくて仕方なくて、
念願のライブやったのだ。

始まって、すぐ思った。ああ、このグルーヴ感や、ワシが生で体験したかったのは。
一人でやる弾き語りで、リズムがあるとないでは、ほんま大きく違うんやなあ。
ただバンドからリズムを引き算した弾き語りと、
自分でバンドの役割もするリズムのある弾き語りとは、全然別物やな。
ほんで、大江さんの音楽にはリズムがすごく重要な気がする。
リズムがあるからボーカルをずらして遊んでも、
戻ってこれる場所がある。
そのずらしが、絶妙な艶っぽさを生んでる。
そんで、リズムをグルーヴに仕立て上げるには、
持って生まれたセンスも必要なんやろな。
生で聴きに来た甲斐がありました!

「アンクルジョー」かな?三拍子の歌が良かった。
なんか風景が頭に浮かんでくる。
ワシにとって、歌と風景、情景って言った方がええのかな?、
はセットで、情景の浮かんでこない歌は、苦手。
別にそれは歌詞で情景を歌ってるかどうかではない。
インストでも浮かぶ曲は浮かぶ。
この曲は、浮かんできたなー、アメリカの田舎の風景やったけど。

さて、和やかな親戚の宴会のような休憩(ソーシャルディスタンス気にしながら)挟んで、
二部始まります。

タメのある伴奏にポエトリーリーディングのような歌。
こういうのも、基本のリズムがないとできんもんなんやろな。
基本のリズムがあるから、それをずらしてタメが生まれ、
そのタメの上にリズムは意識するけど、音階には縛られない言葉が乗る。
これが音楽として成立するんは、元のリズムのおかげなんやろう。

まあ聴いてるときは、そんな小難しい理屈考えず、
ただ「気持ちええなあ」思ってるんすが。

「4番街と5番街の間の月」って曲が好きやなあ。
なんて言うんやろ、このリズム。
マルチーズロックも、こんなリズムの曲、
やってたな。ちょっと下世話で繁華街の裏町のような匂いがあって、ええ感じ。

大江さんの曲はメロディアスな曲でも、
ベースにはギターリフみたいなんがある気がする。
それが気持ちええ感じの秘密なんちゃうかな。
どんだけメロディアスでも、メロディだけに流されない、
ちゃんと帰るところがある感じ。

めっちゃ泥臭いブルースやってくれはった。
けど不思議に、それほど粘つかない。
なんか泥は泥でも乾いた泥って感じ。
この声がそう思わせるのかな?
これはこれでカッコいい。

ラス前にやった「マリア」。
ワシが大江さん、改めて聴きたくなったのは、
この曲をYouTubeで観たからやったと思う。
元々ええ曲やけど、ひとつひとつの言葉にちゃんと気持ちが入ってて、
イメージに流されず、丹念に仕上げられてるところがいい。

アンコール聴きながら、沖縄のヨシムラタカシくんを思い出した。
音楽やめちゃったヨシムラくん、今どうしてるんやろ。
て、なんか北海道の大江さんのライブ観ながら、
マルチーズやヨシムラくんや、沖縄のことばかり考えてしまうんは、なんでやろ。

アンコール二曲目、今日のラストは、めっちゃノリのええ曲で。
いやあグルーヴの気持ち良さで始まったライブの幕引きにふさわしいなあ。

いやあ、冬やのに、けっこう濃いライブ、
ダブルヘッダー終わって、まだこの青空。
なんかめっちゃ得した気分!

この後、時短要請の20時前まで、楽しい時間をゆるゆると過ごしたのであります。
(もちろんソーシャルディスタンス、守りながら)

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