良元優作with服部将典@磔磔。

磔磔はやっぱり音がいい。
声、ギター、ウッドベース、
それぞれの音が、ごっちゃにならず、
ひとつずつクリアに聴こえて、
その上で、重なり合って、
「眼鏡橋」が、たまらんほど、切ない。

良元優作with服部将典@磔磔、始まりました。
今日は「満月ラジオ」初の出張バージョン。
「風につらつら」が会場を温め、
「月と金星」が満月ラジオだったことを思い出させてくれた。

「昨日見た夕日」のイントロ、
服部さんの弓が、形容しがたいほど、美しく哀しい。
こりゃ名演になるな、という予想が裏切られることはなかった。
ふと気がついた。「近づいて来る夕日がきれいだったな」って歌詞、
普通、夕日は遠ざかって行くと形容されるのに、
そのときの優作さんには、近づいて来るように感じたんやろな。
感じること、それを歌詞にすること、両方難しいことだと思う。
良元優作という非凡な才能でなければ、形にならなかったんやろなー、と、
この曲を何十回となく聴いた今日、気がついた。

あべのぼるさんの「何も考えない」。
いつものギターと違う?
服部さんとの会話を楽しむかのような間奏が素晴らしかった。
服部さんは、後ろから優作さんを支えるように、
けど、ときには挑みかかるように。
そして、この二人でしか聴けない演奏が出来上がって行く。

「緑のタイルのイカしたテーブル」と「天ぷら」では、
そのベースが大活躍。
軽快で楽しい曲だし、ベースも軽快さが基本なんだけど、
ときどきハッとするほど、
ノーブルでモダンジャズみたいにも聴こえたのが、発見だった。

「春の虹」。
実は「今日はこの曲聴きたいなー」と思ってた曲。
ちょっと心が弱ってたのと、この季節と。
嬉しかった。
簡単に「元気が出た」とか「癒された」とかは言いたくないけど、
何か白黒の世界から色のある世界に
ちょっとだけ歩みでられたような気がした。

二部は「満月の手紙」から。
久しぶりに聴く。
やはり完璧なまでに美しい曲だ。
一番初めに優作さんを聴いて衝撃を受けたのは、この曲だった。
それがあの頃より磨かれた形で,、
磔磔の高い天井に吸い込まれた。
きっとあの天井の向こうには、
満月が光ってるんだろう。

「マイホーム」は、ワシにとっては、
個人的に、オヤジの思い出につながる歌。
聴けて良かった。

「京阪電車」。
今日は阪急で来たが、京阪沿線育ちとしては、嬉しい歌だ。
実は京阪は、関西の私鉄では一番絵になる鉄道だと自負してる。(自負?)
それをこんなきれいな曲にしてくれた優作さんに、感謝したい。

「ペンノレ」。
優作さんが歌ってくれて知った韓国民謡の船出の歌。
これが服部さんのウッドベース入って、
さらに、ぶっとい手ざわりに。
曲終わったとき、感激して二回叫んだんだが、
それが二回とも川島くんとまったく同じタイミングで笑ってしもた。

「雨の降る日は」。
会場から飛ぶ声が増えて来た。

「道間違える」。
こういうベタな関西弁の歌も好きだ。
こういうとこもあっての、優作さんや。
しかも、今日はすごい熱量あるかっこいいブルースに仕上がってた。
服部さんのベースがほんまに仕事してたなあー。

「石」が絶品だった。
この緊張感、このグルーヴ、
座ってるのに人の鼓動の速さまで変えてしまうような演奏、
なかなかお目にかかれないと思う。
この曲が大好きな前川さんが、始まる直前にトイレに行ったのが、おもろかった。
間の悪さでは、巧ちゃん、天下一品や!(笑)

「まあいいやで日が暮れて」。
絶対この響きのいい磔磔でやってほしいと思ってた曲や!
今さらながらやけど、今日の優作さん!声出てるなあ。

「ペプシドライブ」をワシが学生時代を過ごしたこの町で、聴けるのが嬉しい。
比叡平を越えて、琵琶湖が見えて来る学生時代のドライブを思い出して、
泣きそうになったところで、「キムおじさん」!
あかんやん!この流れ!人の涙腺、なんやと思ってんねん!
しかも、こんなきれいな演奏で!
間奏がやばかった。あの完璧に美しいギターだけでもあかんのに、
それを前に押し出すようなベース。
今まで聴いた中でも、一番美しいキムおじさんやったかもしれん。

まだ浸っていたいのに(笑)間髪入れずに「ネギ」!と叫ぶ優作さん。
客席からも口々に「ネギ」!の声。
「ネギネギブギウギ」。
もちろん全員で「ネギ!」

「永遠にこのままのわけはない」。
ワシも今日の磔磔は絶対に忘れない。
珍しく優作さんから観客に一緒に歌って!と言わはった。
もちろん全員、喜んで歌う。

ラストは「水滴」。
磔磔は21時で音止め。アンコール待ちの時間も惜しむかのように、最後まで歌ってくれた。
優作さんもこの磔磔で、服部さんとの時間、できるだけ歌いたかったんやないかな、
と思ったら、また嬉しくなった。

ほんまに隅々まで満足できるライブやった。
今日ぐらい「良元優作は、もっと世の中に知られるべきだ」と思った日は、
今までなかったかもしれない。

動画はワシが優作さんを好きになった原点の曲、「満月の手紙」を。

磔磔を出ると、いきなり正面に満月、
きっと今日のライブを聴いてたんやろな、
と思いながら、座って帰るために、河原町駅に向かった。

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