夜宵の酔(よよいのよい)。スパン子&たゆきりん@ザンパノ。

退院後、初ライブは、ワシの青春の地、京都左京区元田中駅前のザンパノで。

そう言えば、前の手術のときも、退院後、初めて京都のライブ来たのは、
左京区やったな。
そのときは、まほろばで、やっぱり今日も出演する、
よう子ちゃんとあずみちゃんに「おめでとう!」ゆーてもらったんやった。
縁起ええかもな。

とか思いながら、ザンパノの窓を眺める。
西に向いた、叡電の元田中駅を見下ろせる二階の窓。
夕暮れ時は、映画観てるような場面になるのが好きだ。

ライブはいきなり五人での演奏、たうたう+かりきりんの「たゆきりん」とスパン子さんだ。

「元々この五人のバンドでした」言われても
「ああ、そうでしたか!」てなりそうな完成された音楽世界。
実際は宵の口なんやけど、なんか朝が明けてくるような気分。
ええ始まりですわ。


二曲目からはたゆきりんの四人で。
なんか退院後の初ライブで「集中できるかなあ」思ってたけど、
たゆきりんの、とっつきやすいけど、
一度入ってしまうと、深くて、どんどんのめり込んでしまう音楽で、
知らん間に、音と自分しかおらん世界に浸っていた。
音楽リハビリは、あっという間でした。

ゆっくり時を刻むようなあずみちゃんのベース、
その時を柔らかく包み込むようなアッコちゃんのバイオリン弓演奏、
ひろちゃんとよう子ちゃんのボーカルは、その豊かな時間を味わい尽くすように、
空気に漂って、消えずに浮かんでいるようだ。
ああ、きて良かった、と三曲目くらいで早くも思う。

初めて聴く「酩酊紀行」、
このゆらりと揺られてる感じは「たゆきりん」特有の心地よい陶酔に誘う。
柔らかく、気持ちええ音楽なんやけど、よく聴くと、
不協和音とかも含まれてて、けっこうアバンギャルド。
その混沌も飲み込んでて、気持ちええってのが、
奥深さを感じさせる要素のひとつなんやろなー。

誰の声が響いてるのか、誰を楽器が歌ってるのか、ときどき見失う。
けど、それ、わからんままでもええ気がする。
頭じゃなくて、もっと前の段階で、すでに気持ちが反応してるんで。

曲が終わったタイミングで店の前の踏切が鳴り始める。
うん、ええタイミングー!気持ちええー。

ラストはやはり、この曲「夜の舟」。
うー!この曲は、もれなく快楽が頂点に達する!
やはり、この娘たち、最高ですわ。

たゆきりんに池田安友子さんを加えたコロイドの新譜はこちらから
コロイドの次のライブは明、茨木のDbarでありますよ!

二部はスパン子さんのソロから。
久しぶりやわー、嬉しいー。

スパン子さんの音楽は、音楽としての質、高いんだけど、
なんか音楽が音楽になる前の原始の記憶、というか衝動を、
どこかに残してるような気がする。
なんか、脳みそどころか耳も通過せずに、
振動で直接心に訴えかけてくるようなところがあって、
聴くたびに驚かされる。

そして、その音は、スパン子さんが産み出してるんやけど、
なんか元々産まれたがってた音をスパン子さんが手伝って
世に出してあげてるようにも思える。
太古から連綿と存在してたけど、誰も気付いてあげられなかった音を、
スパン子さんが見出してあげたかのような。

ちょっと長いですが、素晴らしいです〜!

しかも前半は、その音を地球か、拾ってきた感じやったけど、
だんだん宇宙から探してきたみたいに思えてきた。
なんかこういう音楽を歴史が積み重なった町、
京都で聴いてることが面白い。
いろんなもんが混じり合ってる気がする。

そうやって産まれた音は、奔流になって、
店の中に満ち溢れ、そこにいる人すべてを巻き込む。
ああ気持ちいい。このまま流されてしまおう。

最後、もう一度、全員で。
これがまたプリミティヴな響きのあるかっちょいい曲!
この曲、スパン子さんの今制作中のニューアルバムにコロイドと共演で収録されるらしい。
めっちゃ楽しみ!

いやあ、ええライブでした。
しかし、終わった時間が、21時過ぎ。
京都は、時短要請解除になってるので、
世間的には大丈夫なのだが、
つい先日までのワシの就寝時間を超えてしまった。
眠い!!
スパン子さんとは、なかなか会えないので、喋りたいし、
たゆきりんのメンバーともワチャワチャしたいし、
客席にはギンちゃん、お店にはタマちゃんもいるのだが、
眠さが限界だ。
今日は、おとなしく引き下がろう。
今度、ライブで会うときは、またゆっくりお話させてくださいね〜〜!

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