人と人が遭う。お互いを知る。BBBムービー「劇場版 再会長江」。
10年前に中国長江のドキュメンタリーを撮った方が、
その後、南京に住み、自分自身も長江の住民として過ごし、
10年前に会った人々と再会しつつ、
前回、行けなかった長江の最初の一滴に迫ろうとするドキュメンタリー。
報道的な視点ではなく、一住民としてのフラットな視点から描かれた中国、
特に少数民族の姿って、驚くほど観たことなかったので、
とっても興味深く拝見した。
ほんまにどこの国に行こうと、政治体制がどうであれ、
一人の人間として、人間同士の付き合いをすれば、
一緒に笑ったり、泣いたりできるんやなあ。
中でもシャングリラという町に住むツームーという、
チベット族の別嬪さんと、そのお母さん、おじさんとの再会が、
すげえ良かった。
泣けてきたり、笑ってしもたり。
文化や習俗という点でも、いろいろ興味深かった。
ほんまに、まずは知ることから始めるべきなんやなあ。
知れば、争いがなくなる、とまでは言えないかも知れんけど、
争いになる確率は、どんどん減っていくんやないか、
と映画を観てて思った。
世界中の国と国という関係が、争いにまみれてる今、
戦争をなくすためのヒントが、ここにあるような気がした。
