二階堂な一日。

昨日、福岡から懐かしい人がやってきました。
福岡時代、お世話になった二階堂酒造のTVCMを作り続けてる清水監督。

今、清水監督をモチーフにしたドキュメンタリーが進行してて、
その関係で大阪の現像所にいらしたのでした。
その現像所、ワシの家からチャリで5分くらいの場所なんで、
厚かましくもお邪魔して、試写室にまで入れて頂きました。

そのドキュメンタリー映画用に、今回35ミリのフィルムでの撮影をされたそうです。
今、フィルムで撮影することなんて、ほぼないので、
現像所の方も、こころなしか、気分が上ずってるように感じました。

この現像所、昔は撮影所もあったので、
ワシも会社員時代、撮影で編集でMAVで、
何日も徹夜したこともある場所なのですが、
この試写室には、入った記憶がありません。
こんな立派な部屋があったんすね〜。
試写は、撮った素材を現像して初めて目にする、
昔で言う、オールラッシュという作業でして、
こんなロウな素材、目にするってのも、久しぶりだし、
編集前でも、音声なくても、
これだけで「二階堂やな」ってわかる映像で、
なんかワシもテンション上がりました。

用事はあっという間に終わりまして、
現像所を出て、トロトロ天満駅まで歩きます。
春の天気のええ昼間、
なんか、この時間を清水監督と大阪で過ごしてることが、嬉しくて、
何してるわけでもないのに、幸せな気分に包まれておりました。

天満駅に着いたのは、14時頃でしたが、
さすが、天満駅。
平日のこの時間でも、やってる呑み屋があります。
「清水監督が座ってるのが似合いそう」ってことで、但馬屋に入ります。
写真見ると、ワシの読みも、なかなかやな、思うんすが、どうでしょうか。

但馬屋には、ワシの後、二階堂のCMを担当してくれて、
今は故郷の京都に戻ってるまっちゃんも合流してくれました。
この3人とあともうひとりで、数年前、京都の二条川端の赤垣屋
(チェーンのではなく、ワシの大好きな名店居酒屋)で、
飲んだこととか、楽しく語りました。

ワシ、退院してから、ほとんど酒飲んでなかったのと、
(正確には一回だけ飲んで、けっこう効いたので一杯で止めたのでした)、
監督との酒があまりに楽しくて、
久しぶりに記憶を置いて帰りました。
監督、宮内さん、まっちゃん、すみませんでした!!

あ、そうそう!奇しくも、ワシが爆睡してた本日0時、
そのドキュメンタリー映画のクラウドファンディングがスタートしました。
ワシも、もちろん協力しました。
福岡の至宝、清水さんの業績を後世に残すためにも、
皆さん、ぜひご協力ください!

九州を代表する72歳のCM監督・清水和郎の仕事を追うドキュメンタリー
『未完成のまま、生きていく』制作プロジェクト

撮影途中の動画です。


カメラの長野さんや、照明の大森さん、
ワシが福岡いた頃と同じスタッフで撮ってることが素晴らしい。
こんな仕事、なかなかないでしょう。
少しでも関われたことが、心から嬉しいです。
ワシがいた頃のプロデューサー百田さんは、
コートの男として、後ろ姿で登場(笑)
当時のことを思い出すと、何もかもが懐かしくて、
宝石のような素晴らしい時間でした。
清水さん始めとするスタッフたちが、
あの宝石のような時間のつづきを生きてはるんやな、
と思うと、嬉しいような、少し羨ましいような気持ちになるのでした。

ドキュメンタリー、ほんまに完成が楽しみです。

ちなみに、ワシが参加させて頂いたCMを一作だけ紹介いたしますね。

映画完成しました。
こちらからお求めいただけます。
(20220409記)

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