開催ありがとう!奇妙礼太郎&吉田省念@ムジカジャポニカ。

このご時世、ライブ観るのは大変。
きっとやるのは、もっと大変。
だけど、ほかのどんな業種よりも、当初から激しく叩かれ、
それ故に、いろいろ対策を講じて、もうその対策のあり方そのものが、
その店個性にもなってきてるライブ業界。
対策は、驚くほど念入りだ。
こういうことすっ飛ばして、一律に営業時間を短縮する、
酒の提供を止めさせる、という
無策に近い対応で、こういう業種を危機に追い込んでる行政には、
ほんま、もっと考えて欲しい。

もちろんノンアル、時短営業時間内、人数限定、重装備の感染対策。
そうまでして観たいライブだったのだ。

まずは奇妙礼太郎くん。「エロい関係」から。
♪〜傷口にキスをした。とてもしつこく〜
♫〜エロい関係、エグい関係〜
言葉が特異なのに自然に聴こえる。
声の説得力やろか。
ワシ、基本的にはハイトーン、ちょい苦手なんやけど、
奇妙くんのは好きなんよな。
ハイトーンやけど、キンキン耳に突き刺さらず、
柔らかく忍び込んでくる感じがして、気持ちよくなる。

ワシの好きな「君はセクシー」も「エロい関係」と同じく田渕徹くんの曲。
田渕くんの繊細な歌詞とメロディが、奇妙くんの声によく合う。

お!「黄昏のビギン」。
あ、なんか今のワシの心境に合うなあ。
つーか、今自分がこんな心境なんやと、曲聴きながら気づく。

お!スペシャルゲストで松井洋介くん。
先日亡くなった野村麻紀ちゃんの曲。
ひらかたパークの観覧車が、こんなに悲しく感じてしまう。
麻紀ちゃん、聴きに来てるかな?

休憩中見渡すと、女子率たかっ!
ワシとシタンダリンタくん以外、
ほぼ女子ちゃうやろか?
さすが、奇妙くんと吉田省念くん。

ということで、後半は吉田省念くん、始まりました。
省念くんは、弾き語りでやってても、
音が豊かで奥行きがあるので、
なんとなくバンドの演奏を聴いてるような気分になる。
かと言って音が派手ってわけではなく、
必要のない音はない気がする。
独特やなあ。
省念くんの音楽でしか感じたことのない感覚。

アルバムが出たばかりなので、新曲が多め。つまり初めて聴く曲。
だけど、やっぱり省念くんらしい、
自然と大気を感じる音楽で、そこが気持ちよく、嬉しい。

「鉄塔くん」て新曲もそんな一曲。
柔らかくて、美しくて、かわいくて、ええ曲やなあ。

お、これは前に聴いて好きになった「DEVO」。
省念くんがDEVOのファンで作った曲って言ってたな。
ついおとついDEVO出演の「ヒューマン・ハイウェイ」の映画、
配信で観たばかり。
ワシも好きなバンドやったけど、
近頃はそんなに思い出すことないのに、
三日と空けずに接触するとは。
なんか、流れってあるよな、と思う。

省念くんの音楽は、なんか大きくて気持ちよくて、
いつしか自分が音楽に飲み込まれていくような感覚になる。
それは、自分が音楽の一部になったかのような、
さらに気持ちのいい悦楽のゾーン。

さあ、そして、奇妙くん呼んで二人で。
この二人、奇妙くんのアルバムを省念くんがプロデュースしてる間柄。
声の相性もええなあ。

「シガレット・ブルース」息遣いひとつも音楽になってる。
さすが達人たちが組むとすごいな。

おお!二人でやるロケンローもえらいかっこええな。
ギター二本とは思えないバンドサウンドのロケンロー。
何曲目やったかな「ええ歌詞やなあ」と思ってたら、
田渕徹くんの歌詞らしい、やるなあ。
ラストは「北から南」。

アンコールは奇妙くん一人から。
ああ、奇妙くんらしい気持ちええ曲。

二曲目で省念くん入ってきて「レボリューション・ガール」。
新曲らしく、初めて聴く曲。
ちょっとスリリングな曲で、奇妙くんボーカルに徹してる。
悪もんっぽい二人のコーラスがカッコええなあ。

今日はやらなかった曲やけど、
二人が共演してる動画、ありましたよ。

さあ、ちゃんとノンアルで、対策バッチリ、換気もバッチリで、
20時前には終了しましたよ。
行政さん、こんだけ頑張ってるお店に、何をしてくれるんですか?

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