映画「フィッシュマンズ」。

昨日は、伝説のバンド、フィッシュマンズのドキュメンタリー映画を観てきた。
ワシよりちょっと下の世代だが、
繊細な声とメロディ、ドンと来るリズムで、印象的なバンドだった。

いやあ、長かった!!
172分、予告編入れると3時間を越す長さ。
念のため、トイレに行きやすい席を取っておいた。
案の定、2時間くらいのとこで、トイレに行った。
あと30分なら、なんとか我慢できるけど1時間となるとねえ。

もう少し短くできる気がしたが、
監督含め、スタッフもフィッシュマンズのファンで、
切るに切られなかったのだろう。
その気持は、よく分かる。
だけど、ところどころ、ファンの人とか、詳しい人でないと分からない
文脈でつないでるところがある気がして、
ワシも、そこまで詳しくないので、
ちょっと取り残されてしまった気がした。

あと、リアルタイムで、人気あったというよりは、
ボーカルの佐藤伸治さんが亡くなってから、
カリスマ的に人気出てきたり、
ミュージシャンから尊敬を集めたバンドだから仕方ないのかもしれないけど、
当時の映像は、かなり観辛くて、
ちょっと乗り物酔いのような感じになってしまった。

音楽を改めて聴いて感じたのは、
「佐藤伸治さんって、やっぱり天才やったんやなあ」ということ。
声そのままの繊細さ、短くても、ズド〜〜ンとお腹に落ちてくる言葉、
他の何にも似ていない。
もう20年以上前の音楽なのに、
全く古びを感じないのも凄いなあ。

観終わって感じたのは、この映画の真の主役は、
結成当時から最後まで、佐藤さんを支え続けて、
今も、フィッシュマンズの音楽と佐藤伸治さんに敬意を持つ、
ミュージシャンたちをゲストに呼んで、
フィッシュマンズを続けている茂木欣一さんではないか、と思った。

茂木さんには、フィッシュマンズの音楽に確信があるのだろう。
当時の「新しい音楽」を超えて、普遍にたどり着いたという確信が。
だから、それはきっと新しい人達にも伝わる。
そして、新しい人達が佐藤伸治さんを知る。
その中には、そこから、また新しい音楽を作る人達も出てくるはずだ。
そんなことを思って、茂木さんは、今もフィッシュマンズとともにあるのだろう。

ふと鈴木常吉さんが亡くなったとき、
AZUMIさんが良元優作さんに言ったという言葉を思い出した。
「優作、これからやで」。
鈴木さんの音楽も、普遍に達して、永遠に残るべき音楽だ。
だけど、それは、努力なしではそうならない。
その音楽を普遍に残すのは、残されたものの仕事なのだろう。
ワシも、聴く側からの立場から、
そういう音楽を残す努力を続けていきたい、
そんなことを思いながら、
最近では珍しく21時過ぎた大阪の町を、
チャリンコ立ち漕ぎで帰った。



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