「ちこちここまごと山口晃」＠ZENBI（再び怒涛の四連発①）。
また京都で、大阪で、いろいろ巡って来ました。
まずは祇園のZENBIこと、KAZGIZEN ART MUSIAMで山口晃さんの展覧会。
このZENBI、文人墨客に愛された京都の老舗和菓子店「鍵善良房」が最近作った美術館。
ゆかりの芸術家の展覧会をやるようで、前回の黒田辰秋さんの展覧会も良かった。
何より、ロケーションも建物も素晴らしい。
祇園のど真ん中、四条通から５０メートルほどしか離れてないのに、
ちょっと込み入った路地にあるからか、沁み入るような静けさで、
ほんと落ち着く建物なんである。
そこで、山口さんの展覧会。
楽しくないわけがない。
教えてくれた川島くん、ありがとう！
山口さんと鍵善のつながりは、鍵善の紙袋に、
山口さんの絵が使われてるらしいのだ。
さすが鍵善やなあ。
この紙袋欲しさに、和菓子、買ってみようかな。
そう広くない美術館なので、山口さんの挿絵の原画や、
雑誌の表紙に使った絵の原画など小品が展示されていた。
一部は撮影OKだったので、五木寛之さんの「親鸞」に使われてた
挿絵の原画コーナーなどを。
山口さんの絵のしれ〜〜っと江戸時代と現代が同居してたりするのが好きなんよね〜。
筆使いも、日本画をきわめつくしてる気がする。
（なんの知識もないけど）
だけど、江戸期の日本画の模倣にとどまらず、
今の息吹を感じさせるところも素晴らしいと思う。
むちゃくちゃ分厚い親鸞の挿絵、フルカラーコンプリート集（全1052点）、
書き下ろしの絵解きコメントまで付いてた。
「さぞかし高いやろう。2万くらい？」と思ったが、6,050円！
ウズウズっと来たが、今日は、まだまだ予定があったので、
重いもの、持ち運ぶの嫌で、なんとか思いとどまれた。
今日、最後の場所やったら、危なかったな〜。
ZENBIは館内も落ち着くので、建物鑑賞も楽しい。
トイレも、気が効いててええ。
便器の隣の荷物置き、めっちゃええなあ！便利やし。
堪能して出ようとすると
「向かいのお店に、山口さんの関連グッズが売ってますので良かったら」の声。
危ない。でも観たい。
山口さんと鍵善のコラボ商品！！山口さんデザインの和菓子！！
ううう、欲しい。。けどワシは和菓子は苦手。。
ここも、なんとか思いとどまったが、
クリアファイルと絵葉書を買ってしまった。
クリアファイル、「もう買わない」と、決めてたのに！！
そんなに仕事ないから、持ってるやつで十分なのに！！
このクリアファイル、使いたいので、
どなたか、お仕事お願いします！！
と、営業で、レポートを終える。
と思ったけど、もひとつ自分には関係ないセールスも。
山口さんの漫画エッセイ「すゞしろ日記」も楽しいです。
1話読む所要時間が、ほぼワシの排泄にかかる時間と同じなので、
ワシのトイレ本、不動の王者です！
