「Bluesな喋りと歌」ふたりマルチーズロック、ちえみジョーンズ、ユメノハラッパ、ナオユキ＠大きな輪。

昨日は「大きな輪」のライブに行ってきた。
不測の事態で、ライブが中止になったミュージシャンたちに、
ナオユキさんが急遽、三日間も用意したステージの最終日だ。
こんな愛を感じるステージ、是非観ておきたいし、
ナオユキさん以外は大阪最終日ってこともあり、
「もう一度聴きたい！」「もう一度お会いしたい！」の気持ちが
はちきれそうになり、
予定してたことを後日に回して、行ってしまった。

最終日はマルチーズロックから。
まずさ、しっとりと「歌う人」。
もりとの声もええけど、
あかねちゃんのピアニカも切なくて、ええなあ。

なんか今日はどの曲も、激しい曲でも、
どこかに切なさがある気がする。
もりと、一週間丸々大阪おって、
今日が最終日なんで、少し寂しいんやろか（笑）

声のインパクトが強いけど、言葉中心に聴いてると、
もりとの歌詞は、けっこう文学的なんよなー。

もりと曰く「大和のゆーからなにわのゆー」らしく、
毎日なにわの湯に行ってるらしいです（笑）
というMCで始まったのは「唐の世（ゆ）から大和の世（ゆ）」
というフレーズのある「維新伝心」。

ラストの「素晴らしきこの世界」も、
やはり今日は切なかったなあ。
これで、一週間で四回聴いたもりとの声も終わりかと思うと、
ちょっと寂しい。
あ、切なく聴こえたのは、
ワシの方の気持ちのせいかもしれんな。

二番手はちえみジョーンズさん。
先週に続き二回目やけど、やっぱり新鮮。

ちょっと湿り気のある柔らかい声、素直で清涼なギター、
歌詞も痛みを知りつつ、優しくかわいらしい。
きっと痛みや悲しみを知ってて、
乗り越えてきたか、乗り越えようとしてる人の歌なんやろな。
なんとな〜く、そう思う。

客席から声をかけるもりとをひとことでやり込める（笑）
猛獣使いか！お見事！
こんなやり取りを配信で観てたので、
なんとなくもっと豪傑な感じを抱いてた（笑）

誰かに似てそうなのに、誰にも似てないのも、ええなあ。
「帰り道」という歌らしい。
ええ曲でした。

あかねちゃんがステージに。

たまたま、この「ジェームス」って曲も
マルチーズの歌った「歌う人」と同じく、
歌うたいの孤独をテーマにした曲だった。
こっちは少し明るい孤独でしたが（笑）

ラストは「レコードフライト」。
二回目にして、もう少し懐かしい気がして、鼻歌で合わせてしまう。
あかねちゃん、鍵盤にサックスに大活躍。
鍵盤はちょっとドアーズっぽくてかっこよかったです。

三組目は、ユメノハラッパは、
夢野カブさんとハラ☆タカシさんのギターデュオ。

「今ここにいるときを」から。
今日も明るく前向きなロック。
カブさん、顔は濃いけど（笑）
次の曲は、せい子ちゃんの曲やとナオユキさんが教えてくれた。
これや！ムジカで聴いて曲名出てこなかった歌！
そっかー。知ってるはずやー！せい子ちゃん、忘れててごめん！
ええ歌ー！好きー！
せい子ちゃんの歌やと思うと、さらにジーンと来る！！
ちょい泣きそうなった。

しっとりしたあとは、痛快ロケンローが続く。
いやあロックって気持ちええわ〜。
ハラさんのソロも気持ちえー！
そっか、カブさんは明るいけど悪いんや、黒いんや。
それがなんか居心地ええ理由かもしれん。

おお！清志郎さんの「雪解け」！
もしかしたらこの曲、生演奏で聴くのは初めてかもしれん！
おお！The Endくんの「ロックンロール」！！
聴きたかった！元々ええ歌やけど、
カブさんのん、すげえ好き！

しかも、もりとがコーラス&リコーダーで加わる。
マスク越しに小さな声やけど歌ってまう。
めっちゃ気持ちええ！最高っす！

おお、ラストはあかねちゃんも加わった！
もりととちえみジョーンズさんも！！
もうほんまにごきげんロケンロー！

トリはナオユキさん！
ナオユキさん第一声「もう、あれで終わって良かったんちゃう？」
わははははー！
さすが。
と言いつつ、もう頭からテンション、マックスで攻めまくる。

今日は、ナオユキさんの表情見てるのも楽しいけど、
もりとやあかねちゃんの笑う顔見てるのも楽しい。
カブさんも、ちえみジョーンズさんも、
ハラ☆タカシさんも大笑いしてる。
大阪最後の晩にええ時間や。
まあ、みんなマスクで表情わかりにくいんやけど、
それでも笑ってるのがわかる。
ハラさんなんて、オマケにサングラスで顔の表面ほとんどないけど、
大爆笑してはるんがわかる。