第一回「良元優作の満月ラジオ」。

11月4日の土曜日は満月。
第一回の「良元優作の満月ラジオ」で、ゲストは田渕徹さん。
ワシの大好きな組み合わせ。
普段からリクエストもMCもあまり好きそうではない優作さん、
どうなるかと思って、靭のカンテに足を運ぶ。
折しも、昼間のドン曇りが嘘のように晴れた夜空に、満月が浮かび、
月を見ながら開演時間を待った。

良元さんの「良元優作の!」の掛け声に続き、二人で「満月ラジオ」。
声も揃わず、じわ~~~っと始まり、今日の流れを予感させる(笑)
まずは田渕さんが「鉄格子の月」。

ワシの大好きな曲だが、いつもわりとラストかその前の遅めにやるのに、
この曲が一曲目とは。満月ラジオにかけたのかもしれんな。
やはりええ曲やなあ。

打ち上げで田渕さんにも話してたんやけど、
ワシは、この曲とポーグスの「ニューヨークの夢」を
同じ引き出しにしまってる気がする。「塀の中」という共通点以外にも、
何か通じるもんがあると思う。

次は優作さんで「月と金星」。

あ、やはり満月ラジオを意識してるのかもしれんな。
MCもいつもより多めで、お姉さんとのエピソードを披露してくれる。
この曲、原曲はジョセフ・スペンスだが、
ワシはライ・クーダーで知った。

ライ・クーダーはインストだったけど、
優作さんの歌詞がつくと、全くのオリジナルに聴こえてしまう。
そこが、優作さんのすごいとこで、「らしいところ」やと思う。
動画は、こないだ行ったばかりの米子ワンメイクでのものを。

次は田渕さんで「平凡人ドントクライ」。

どうも、交代で演奏する趣向のようだ。
優作さんが「大嫌いや」という曲(笑)
ワシは田渕さんらしく正直でええ曲やと思うけどなあ。

優作さんの「まあいいやで日が暮れて」。
これが元々、ディランの「Don’t Think Twice It’s All Right」だという話は聞いてたけど、
それがやはり田渕さんが、Don’t Think Twice It’s All Right に日本訳をつけた
「くよくよするなよ」に影響受けて作ったという話は、今回のMCで初めて聞いた。

次の田渕さんは、その「くよくよするなよ」
これが続けて聴けるとは!あとで、優作さんに「あてつけか?」て言われてはったけど(笑)
ワシは、「まあいいやで日が暮れて」も「くよくよするなよ」も
甲乙つけがたいくらい両方好きやなあ。

一部のラストは2人で優作さんの「ペプシドライブ」。
「最後にやるつもりやったけど、まあええか!」と言いながら。
元々、キュンとする歌やけど、
二人でやられるとキュン度は倍以上になるんよねえ。

あ、曲の紹介中心にしたけど、予想通り、
視聴者からの質問には、あんまり真っ直ぐには答えない、
リクエストのお答え率はほぼ0%でした(笑)
けど、いつもより優作さんの話聞けて、けっこう新鮮でしたわ。

そして二部は、先攻後攻後退して、良元さんから。
まずは、「ムーン・リバー」のメロディで「京阪電車」。
これ、京阪沿線育ちとしては嬉しいんよね~~。
京阪本線って、短いわりにいろんな風景があって、
わりと歌になりやすいんやないかなあ、と前々から思ってたので、
優作さんが歌にしてくれたときは、嬉しかったんよな~。

奇しくも名曲カバーリレーのように田渕さんは
「オーバーザレインボー」のメロディで「愛してるオーバーに言って」。
これは初めて聴いたんで題名これでええんかどうか、自信ないなあ。
動画も見つからんかったんで、原曲のみで。

名作カバーリレー続く。優作さんは喋り交えながら「タミー」のカバーで「マミー」を。
お母さんや家族のエピソードが聞けておもしろい。
途中で「やめよか?」「やっぱやろか?」言いながら最後まで聞かせてくれた。

田渕さんの次の「ドン・ストップ・ザ・ミュージック」は、
原曲も含め、知らん曲、もちろん田渕さんが歌うのも初めて観た。
田渕さん、なんとなく、この辺から話がおもろくなってきた。
優作さんの次は「餃子くさいおっちゃんの歌」。
このときの田渕さんとのエピソードがおもしろかった。
大阪城公園で、たまたま二人一緒になって練習してたとき、
優作さんが、ごきぶりやムカデを踏もうとすると、
田渕さんが「お前そんなことするな!せっかく俺らの歌、聴きに来てくれたんやないか!」と言ったとか。
過去の話をばらされて、いらついたのか、
田渕さんが次に歌ったのは、優作さんのキラーソング「キムおじさん」。
一番は田渕さんが歌い、仕方なく良元さんが伴奏つける。
二番は優作さんが歌う。この歌は何度聴いても泣けるなあ。
これは、オリジナルはジェリー・ジェフ・ウォーカーなんだけど、
優作さんがベースにしてるのは、ニーナ・シモンのだと思うので、
両方と、優作さんのと三つ貼っておきます。

なんかこの辺から順番ぐちゃぐちゃになってきて、
田渕さんの「カリメロクラッシュ」かな?
これも初めて聴く。
失恋したときの歌。ふられて、心斎橋からその頃住んでた布施まで、
自販機をハシゴして酒飲みながら帰ってると、ニケツの自転車の若者に頭殴られたらしい。
くそ~~思って、そのまま寝て起きたら頭に生卵がパリパリになってついてたらしい。
踏んだり蹴ったりの話だが、その彼女とは復縁して、
今は、田渕さんの奥さんになってるらしい。ええ話やないですか!!

次は「人間らしいってわかるかい」。
アイシャルビーリリーストの、たぶん大塚まさじさん訳の
「男らしいってわかるかい?」を、さらに中島らもさんが変えたバージョンだと思う。
「天皇からおま◯こまで すべての言葉よ 空を飛べ」て言葉がすごいなあ。
さすがらもさん!

田渕さんのラストは、田渕さんらしさがうなる「その日だけの天使」。
この絞りだす感じがすげえ田渕さんらしいと思う。
これも、好きな歌。

優作さんはポール・サイモンのカバー「いつか僕もいなくなる」って歌詞がドキッとさせる。
ワシも「原曲なんなんやろ?」と思ってたけど、優作さんも「原曲の名前忘れた」とMCで言ってた。
満月ラジオのラストソングは「春の虹」。
ん?ジングルにするってだけど、そのままやん?(笑)ジングルってどういうことやろ?
いつもこの曲で終わるってことやろか?

ラジオなので、アンコールはナシ。
優作さん、何度か「55歳のオッサンに話すつもりでやります。」ってゆーてはったけど、
まさにワシが55歳のオッサン。55歳のオッサン、楽しみました!!
外に出ると、ビルの上に満月。

優作さんが「ああ、僕、ビルとビルの間に見える月が好きなんです」とぽろっと言って、
それが「ああ良元さんや!」とすごく思った。
そのあと、打ち上げでは、金曜に夜行バスで帰ってきて、
土曜は朝から娘さんお七五三やったと言う田渕さんが、
少しお疲れ気味やったけど、めっちゃ楽しく飲ませて頂きました。

満月ラジオ、次回は12月4日の満月で!
おまけは、田渕さんと沖縄在住の馬頭琴のかおりちゃんの貴重な動画。
仲良しってのは聞いてたけど、初めて動画観たわ~。

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