of Tropique(オブ・トロピーク)@釜晴れ。

土曜日は近藤哲平さんのバンド「of Tropique」を釜晴れで鑑賞。
当世的な諸般の事情で、ベース、ギターなし、
リズムの藤田両さんとの二人組で。

of Tropiqueとしては、釜晴れ初登場なのに、
イレギュラーな編成で、哲平さんは始まる前から
「ここ10年以上、ないくらい緊張してる」
ゆーてはったけど、
それがええ方に転んだのか、
音ひとつひとつ聴くと、切り合いのような緊張感がありつつ、
全体的には楽園の気持ちよさで一部が始まる。

哲平さんは、自分が、人が、
心を湧き立たせるる魔法を知っているのだろう。
それが体に染み込んでるのだろう。
ごく自然に出てくる、すごく単純なリフ、
ときにはメロディもなく同じ音続けてるだけだったりするのに、
どんどん体が熱くなっていく。
ソロが終わると、会場からどっと拍手。
おおお!みんな同じように感じてるんや!
めっちゃ嬉しくなる。

多分意図的なんだろう、ドラムとの微妙なズレで、
独特のグルーヴを生み出して、of Tropiqueにしかない音を生み出す。
本物のプロフェッショナルやなあ。

基本的には南国やったり、アメリカ南部やったりするんやけど、
どことなくチンドンな匂いも感じてしまうのは、
ワシが哲平さんをペーソスのメンバーと知ってるからなのか。

哲平さんは「バンドに比べると音が少ない。」ゆーてたけど、
バンド聴いたことないので、この二人で完成してる!
思ってしもた。
これがバンドになったら、どうなるんやろう、
という楽しみもできたので、この日は二人である意味正解。

インストだけど、高尚になることなく、
靴音とか話し声とか、市場のざわめきとか、
生活の音が聴こえてきそうな音楽なのが、
すげえええなあ、思った。

今日は演者ではなく客席にいた松原里佳さんが
めっちゃ揺れてたのが印象的やった(笑)

二部からは、三日前に加入したばかりのメンバー加わる。
ルーパー(ループステーション)くん。
加入したばっかりなんで、なかなか息が合わない。
まあ、哲平さんが操作に慣れてないだけなんですが(笑)

だけど、緊急事態に際して、「できるだけバンドの音に近づけたい」と
使ったことない機材まで買い込んで、3日間頑張って、
東京から大阪にやってきてくれた心意気が、むちゃくちゃ嬉しいなあ。

ルーパーくん待ちの時間もあったりしたけど、
さすが哲平さんはペーソスのメンバーでもある。
爆笑トークで、その隙を埋めるので、
待ち時間も笑いながら過ごす。

結果、めちゃくちゃ楽しい昼ライブでありました。
哲平さんと飲みながら、またいろいろ喋りたかったんだが、
この日、ワシはダブルヘッダーだったので、
ライブ終わり、急いで挨拶して、
小走りで駅に向かったのだった。
ああ、残念。
哲平さん、今度はまたいろいろ喋りましょうね!
だからフルメンバーで、また来てください!

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