「受贈記念 柳原睦夫 花喰ノ器」「福井夫妻コレクション 古九谷」@東洋陶磁美術館。

家から近いので、「暇な時に行こう」と思ってた東洋陶磁美術館の展覧会。
気がつくと、期間終わりかけてたので、慌てて行ってきた。

ここは、写真撮り放題なのが嬉しい。
(すこしだけ撮影禁止のものもあります。)

まずは、常設「鼻煙壺」のコーナーで、一番好きな昆虫の鼻煙壺を眺める。

う〜〜む、やっぱりいい!
欲しい!!
鼻煙壺は嗅ぎタバコを入れるもんらしい。
嗅ぎタバコなんて、見たこともないし、
吸い方も知らんけど、欲しい。

今回は、二つの企画展と常設展が、入り混じる展示だった。
まずは、企画展の一つ目、柳原睦夫さんの「花喰ノ器」展
柳原さん、存じ上げなかったのだが、
この展覧会のポスターで
「これが花器?おもろそ〜」と思ったのであった。


実際、どうやって花を活けるのか想像がつかなかったのだけど、
展覧会では、活けた状態のパネルもあった。

もう色使いとか、形とか、独特過ぎて、花器どころか、
陶器にすら見えないのだが、
オブジェとして観ても、デザイン性高いし、おもろいなあ、と思う。
でもあくまでオブジェではなく、花器であるってこだわりも好きやな。
ワシ、ただ置いて愛でるだけの彫刻とかには、あまり興味持てなくて、
皿や花瓶とか使うものの方が好きで、
「これ家で使いたいかどうか」ってとこが、
けっこう基準になってたりする。
この作品群は、今の家には置そうにないが、
いつか来るであろう、宝くじで豪邸に住む日には、
ひとつやふたつ、頂きたいもんやなあ、と思いながら鑑賞していた。
掃除めんどくさそうなので、豪邸、住みたくないけど。

続いて、「福井夫妻コレクション 古九谷
ワシ、古九谷とか、ほんまよう知らんのですが、
なんとなく、こんな感じの緑と黄色っぽい色の焼き物ってイメージでしたが、

他にもいろいろあるんすね。
余計に「古九谷って何?」ってのがわからなくなったけど、
なんか今まで以上に好きにもなりました。

その中で気に入ったもんを写真撮ってて、
後で見たら、鳥を描いたものばかり撮ってた。
やはり、ワシ鳥の絵が好きなんやなあ、と改めて自覚。

常設展では何度もあったお馴染みのお気に入りたちに挨拶。

使うことは、もちろんできないけど、
家からすぐのところに、
こういうお気に入りの器があるってのは、
なんだか嬉しくなってくるなあ。

一人、曜変天目茶碗を開かず見つめているご高齢の紳士がいらっしゃった。
しばらく順番待ちしてたのだが、じっと動かないので、
他のを観てから戻ってきたら、
まだしばらく観てらっしゃって、
気になったので、そのままその紳士を観察してると、
5分くらい経って、やっと我に帰ったような表情で動き始めた。
心奪われてはったんやろなあ。
あんなふうに時間も気にせず、
見惚れてしまうような気持ち、かなり羨ましい。
「もしかしたら、有名な陶芸家?」とか
楽しく想像しつつ、美術館を後にした。

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