映画「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」。
ビリー・ホリデイの壮絶な人生を、
白人社会との対決、という視点で捉え直した映画
「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」を観て来た。
若干、ハリウッド的な山あり谷ありの、分かりやすすぎる脚色はある気がするが、
それを引いても、壮絶な人生やったんやなあ。
ワシも「奇妙な果実」の意味を聞いたときには、
言葉を失うほど驚いたが、
その歌を巡って、彼女がFBIに付け狙われてた、というのが大まかなストーリー。
それにしても、ジャズのミュージシャンの伝記って、
ほぼ間違いなくお薬との関係が出てくるなあ。
ビリーも例外なく、ズブズブのお薬毎日。
そこをFBIが攻めてくるんやし、
健康も蝕んで行くんやし、
「もしお薬がなかったら」と思わずにはいられないけど、
それはゆーても仕方ないことなんやろうなあ。
では映画でも何度か出てくる幸せな方のビリーの歌を。
去年引き続き、今年も音楽映画豊作を予感させる映画でございました。
最後に巨泉さんの解説付きで「奇妙な果実」をもう一度。