スパンコロイド@スピニングミル。

昨日昼間は、堺のスピニングミルで、スパンコスモ&コロイドの、通称スパンコロイド。
この組み合わせ、6年前、奈良平城宮、維新派最後の公演の最終日で観て以来、
ワシにとっては、特別な存在、観逃すわけには行かない。

音が溢れている。
いろんな音で満たされている。
世界にあるすべての音が、ここにあるような気持ちになる。
その音は、好き勝手に鳴ってるようでもあるが、
でも全体で一つの世界を創っている。
そうやなあ、世界はバラバラのようで、調和してるんやなあ、
と、教えられた気がした。

ほうすけ3と安友子さんの打楽器バトル。
安友子さん、こないだの志生太くんに続き、
若者とのバトル二連戦やな。
どっちも本気で楽しそうにバトってるのがええなあ。

よう子ちゃん、あずみちゃん、安友子さん抜けて、
スパンコスモ&たゆたう。

ちょっとジャズっぽくて小気味いい音楽。
意外な気もしたが、すぐに気に入る。
スパンコスモの音楽は、次何が飛び出すかわからない面白さと、
どんな角度から来ても「やっぱスパンコスモやな」と思わせてくれる安心感がある。

ひろちゃん抜けて、その次には、バッキー、ほうすけ3も抜けて、
スパン子さん、熊ちゃん、アッコちゃんの3人で「いちばんてまえの気もち」。

最初に比べると、すごく少ない音数で、
かわいらしい小品だけど、
豊かで雄弁な歌やった。
気持ちよく一部終了。

二部はコロイドから。

初めて聴く曲かな?
なんかリズミカルで楽しい。

スパン子さん加わって、今日の出演者中の男子禁制の女子バンド(笑)

鍵盤が入るとコロイドの裾野がぐんと広がるなあ。
今まで「これがコロイド」と思ってたけど、
見えてなかったとこに、広さも厚みも、こんなでかいのが隠れてて、
それをスパン子さんが教えてくれた気がする。
コロイドの世界は、まだまだ広がって行くのだろう。

そのスパン子さんのソロが、また素晴らしい。
深くて、清らかで、深淵という言葉しか見つからない。

続いてスパンコスモス&イガキアキコ。
ピアノの鍵盤以外を叩いたりとけっこうアバンギャルドな始まり方で、
途中からは大騒ぎな感じ。
まさに鼓動。
その中から美しさが紡ぎ出され、それが、どんどん広がって行く。
たどり着いた場所は、広くて大きな景色だった。

最後はスパンコロイドで。
おお!ほうすけ3、トランペットで参加!
山ちゃんて方に捧げた「山羊と星と君」。

山で観る夜空のような、
ひとつの物語を読んだような、
壮大な叙事詩を聴かされたような。

寂しさのような切ない気持ちと、
運命をすべて受け入れたような清々しさとが、
聴き終わったあとの胸に残っていた。

アンコールはコロイドの「夜の舟」。
ああ、やっぱり広い!美しい!
コロイドの世界がここまで、とてつもなくでかいってこと、
教えてくれてありがとう!

やっぱり観逃せないライブやったなあ。
是非、また、このメンバーで!!

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