ナオユキ✕ターボー&ムニエルズ@epice。
昨晩はターボー&ムニエルズとナオユキさんのライブ観に、扇町のepiceに。
実はターボー&ムニエルズをワシに教えてくれたのがナオユキさんなのだ。
「すごいのん、おりますよ!」
言われて、初めてターボー&ムニエルズを
観に行ったのが、一年前、
場所もこのepiceだった。
それ以来、ターボー&ムニエルズが気に入って、
何度も観たけど、
初めて観たepiceでもう一度観たこともなく、
紹介してくれたナオユキさんとの対バンを観ることもなかったので、
この日は、ワシの「絶対行きたい」ライブだった。
ライブ前になかい山で軽く食事して、軽く飲んで、万全の気分で、店に入る。
こういう大事なライブには必ず来てる人がいる。
山ちゃん。
アホやのに、すごい嗅覚やなあ(笑)
作家の増山さんも来た。
ナオユキさん好きやからなあ。
けど、増山さんにターボー&ムニエルズ聴いてもらえるのも嬉しい。
この日は、ターボー&ムニエルズ→ナオユキさん、休憩挟んで、
ターボー&ムニエルズ→ナオユキさんのツーセット。
これ、ええなあ、一セット目は、演者も客も
あんまり酔わずにしっかり聴いて、
二セット目は、みんな酔っ払って、ノリも良くなる。
酒を頼むタイミングも、増えるので店も喜ぶ。
これ定着したらええのに。
ターボー&ムニエルズは今日も良かった。
ナオユキさんとも話したけど、
こんだけ誰にも似てないバンドも珍しい。
いなたい80年代っぽい音ではあるが、
誰を目指してるわけでもなく、
やりたい音を求めてる。
それって、なかなかできへんことやと思う。
ワシは自分で音楽やらんけど、
やるとしたら、すぐ目指す誰かを探すやろう。
その方が楽やし、目標設定できるから。
誰にも似てない、誰をも目指してない、ってのは、
自分の中に、やりたいことがあるからなんだろな。
それを内蔵してるミュージシャンて、
なかなかおらんのやないだろうか。
とか、思った。
そして、ナオユキさん。
今日は新ネタが多い。
棚卸しの日?けど驚いたのは、
新ネタなのに、全部完成度が高い。
出てくるのは相変わらず、ダメで、
ドロドロなおっさんたちなのに、
そのおっさんを演じるナオユキさんに
迷いがない。
思わず、ナオユキさんを前回観たのがいつだったか記憶を辿った。
そう昔ではない。
その間にナオユキさんは新ネタ作って、
ここまで練りこんで来たのか?
なんか、ナオユキさんが新次元に入った気がした。
休憩挟んで2回目のターボー&ムニエルズ。
実は彼ら、歌詞もいい。
彼らを知って2年目なので、初めの衝撃だけでなく、
歌詞にも入り込んで行きたくなって、
気になった歌詞を書き留めた。
「まだ死んだわけじゃない 体がないだけ」
「君の名前は既にメッセージ」
「ただそこにあるもののようにユラユラ生きていたいだけ」
「こんなにも曖昧な青い空」
面白い。難しい単語はないし、
奇をてらってもないけど、新鮮だし、
説得力がある気がした。
休憩中、ワシの大好きな「走馬灯で会いましょう」をリクエストしたのに、
やらずに締めようとしやがった!
そしたらナオユキさんと山ちゃんが
「走馬灯やれー!」
そやろ!同志や!
昭和?いや大正、明治の色街が匂う
古臭くておもろい曲なんやけど、
最後にはめっちゃパンクになる。
ターボー&ムニエルズを象徴するような名曲やと思う。
ツーステ目のナオユキさんは、酔いが進んだのか、
ワンステ目の凜とした感じに、
可愛さとエロさが加わって、
ときどきずるさとかはしこさも混ざって、絶好調。
こんなに何度も観てるのに、
観たことないステージ観せてくれる人って、
ほんまにすごい!
笑いすぎて、鼻水出たことは、
誰にも言わないでくださいね!
終演後、ムジカに移動。
重なってて行けなかったけど、
こないだものすごい決心をして、
ワシを泣かせたゴトウイズミさんの
ライブをやってたのだ。
ほんなら、そこにのりをさんがいたり、
カウンターの中に、ジョンソンtsuさんいたり、
あいちゃんと十夢くんの下品さで盛り上がったり、
なかなかに濃い夜を過ごしたのであった。
あー今日が金曜か土曜なら、
もっと飲めたのになー、
という気分と、
だから金曜や土曜でなくて良かったー!
と思う気分が
入り乱れる夜であったことよ。