「宮古・八重山・琉球の芸能」二日目「琉球」篇。
昨日、メインイベントはロームシアターで行われた「宮古・八重山・琉球の芸能」、
二日目の琉球篇。
宮古・八重山篇の感想はこちら。
宮古・八重山との違いは、やはりよくわからないのだが、
幽玄とか静寂の中の緊張感、を強く感じる。
やはり首里という首都で王府を中心に練り上げられた
歓待のための音楽に舞だからか、
より洗練されたもの、という気がした。
アフタートークも勉強になった。
ワシのような素人の見た目には、すごい完成されたものに見えたけど、
もともと歌だけのものに振り付けするのは、
いろいろ苦労と工夫があったようだ。
絹の弦も、低く調弦しないと切れてくるとか、
普段男女が一緒に歌うことはないのに、
こういう普段とは違う調弦してるとこで、歌うとか、
1時間続けて歌うこともあまりないとか、
普段とはかけ離れた、新しい試みの多い、演目だったようだ。
それを語る皆さんの表情は、楽しそうで、
きっとやりがいのある仕事やったんやろうな、と想像できる。
ベースには、今までの伝統がしっかり息づいている。
その上で、新たな要素を加えていく。
革新していく。
伝統芸能が博物館入りせず、
生きた芸能として、代々継がれていくためには、
絶対に必要な作業なのかもしれない。
まさにタイトルの副題にある「継承と創造」なのだな。
ほんまに、いいイベントに来られた。
いいものを観られた。