2022.04.29雨の京都②「宮古・八重山・琉球の芸能」初日「宮古・八重山」編。

京都市京セラ美術館のポンペイ展から、
次に向かったのは、歩いて5分のロームシアター。
今日は、「宮古・八重山・琉球の芸能」の1回目。
「宮古・八重山」編なのだ。

まずは、宮古編。
出演者見ると、やった!ワシの大好きな宮古のウタサー、輿那城美和さんが出はる!
あれ?でも美和さん、GWは浜田真理子さんや真理野さんと、
那覇〜石垣〜宮古ツアーやったんでは?
後で調べると、ツアー初日の那覇は4月30日。
うわ〜、京都から直接行きはるんやな。
お疲れさまです。
でも、観られてほんま、嬉しかった。

その美和さんの出演を確認したのは、会場で無造作に積まれて、
自由に持っていける無料パンフレットを見たから。
無料と言っても、40ページあるしっかりしたパンフレット。
これにかける関係者の気合が伝わるなあ。

舞台は、歌はもちろん、舞踊、獅子舞、短い劇ありで、
宮古の芸能がほんまショーケースのようにパッケージされていた。
シンプルだけど、美しく奥行きのある舞台で繰り広げられる芸能は、
幽玄さえ感じさせてくれる。
考えたら、こういう舞台で沖縄の芸能を生で観るのは初めてかもしれない。
居酒屋のステージや、ライブハウス、結婚式場、お祭りなどで観たことはあるけど、
観客が全員静かに、そのステージだけを見つめる場は、初めてだった。
だから、いつもは感じない、幽玄や深淵を感じたのだろう。
その中でも美和さんの歌は、一際、ワシの耳に飛び込んできた。

宮古の芸能だけではなく、水への思いを中心とした歴史まで感じられた。
1時間ちょっと、時間が短く感じられるいいステージだった。

休憩挟んで、二部は八重山の部。
挨拶で出てきた大田静男さんのお話がおもしろい。
いかにも気のいい八重山のおっちゃん、って感じがした。

八重山は、古謡と舞踊に分けて披露してくれた。
中には、ある時期、ある場所でしか披露してはいけないという
門外不出のものまで。
八重山には、まだまだそういうものが残っていて、
観光客どころか、他の地域の人にも言ってはいけない行事がある、
という話は聞いてはいたが、
その一端がここで観られるとは思ってなかった。
そうとう真面目に取り組んでるイベントやな。
ほんま来て良かった。

歌だけとっても、宮古と八重山とは、やはり違うのだが、
どう違うのか、うまく言えない自分がもどかしい。
ワシの感じるイメージで言うと、
宮古には風を感じ、八重山には月を感じる。

八重山の気持ちのいい月夜が頭の中に広がって、
申し訳ないけど、少し微睡んでしまった。
ごめんなさい!

大田さんの声は、やはり大工哲弘さんを思わす、余韻が胸に切なさを運ぶ歌だった。

終演後、アフタートークの場があった。
この話も興味深かった。
宮古、八重山、それぞれに芸能を残す難しさを感じつつ、
諦めずに、若い人に伝えていこうとしている。
それは日本全国同じことなのかもしれないのだけど。
そんなことを感じられる機会を作ってくれた主催者の方、スタッフの皆さん、
何より京都まで来てくれた出演者の方々に心から感謝した。

興味深かったのは大田さんの意見。
「本来、こういうものは、演者と観客の間に境界があってはいけない」。
よく分かる。
祭りという雑然とした世界の中でこそ、輝きを増す芸能なのだろう。
昔、多良間島で観た八月踊りの、衝撃を思い出した。

終わると、思いのほか、疲れていた。
それほど内容が濃密だったということなのだろう。

気力を無くしかけてたが、すぐ横に、今、京都の町のあちこちでやってる、
京都国際写真祭の会場のひとつがあるので、寄ってみた。

ちょうど、最終入場時間を5分ほど過ぎていた。
残念なような、ちょっと安心したような。

では、と、とりあえず、出町柳まで出る。
実は、友だちの島林さんから、出町柳駅近くの
トランスポップギャラリーで、朝倉世界一さんや、安齋肇さんが出品する、
「ceramic party come back with puppet」という展覧会があって、
今日は作者が在廊してるという情報が入っていたのであった。

出町柳なら、帰るにも、もしかしたら行くかもしれない
次の場所にも都合がいい。

展示は、すごく面白かった。
作者が在廊してるからだろうか、
かなり賑わってもいる。
安齋肇さんの姿も見えた。

しばらく、観るとはなしに眺めてたが、
ちょっと人疲れしてしまい、
おいとますることにした。

さて、次行くとすると、ここから歩いて10分かからない、
河原町今出川のビバラムジカ。
こないだおにぎり印のイベントやらせて頂いた石原岳さんが、
ムジカジャポニカでよくお話しさせて頂いてる河端一さんたちと出演するのだ。
本来ならお礼を言いに行くべきだろうし、
主催イベントじゃない場所で、
気楽に岳さんの音楽を聴きたい気持ちもあったのだが、
宮古のこと、八重山のこと、民謡のこと、芸能のことが
頭の中を渦巻いてる。
別の音楽が入ってきそうにない。

岳さんにお詫びのメッセージをを入れて、
すぐ前の京阪電車出町柳駅に行くと、
朝と同じく、七条〜京橋間ノンストップの快速特急「洛楽」が来てた。
崩れるように乗り、明るいうちに大阪に帰ってきた。

このGW、沖縄に行くことも考えてたのだが、
行くよりもっと深く沖縄に触れられたかもしれない。
5月3日、同じロームシアターで開催される、
宮古・八重山・琉球の芸能」の2回目、「琉球」編も楽しみだ。

「琉球編」のレポートもリンクしておきました。

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