春一番で逢いましょう~ムジカの昼一番。

例年なら、毎年、服部緑地の野外音楽堂で過ごしてる五月五日。
関西の誇る歴史ある「祝春一番」の開催日である。
しかし、このご時世で、ここ3年、開催されていない。

「ならば!」とムジカジャポニカの女主人、
春一常連バンドのボーカリストでもあるせい子ちゃんが立ち上がった!
その名も、「昼一番」。
「きゃ〜〜!せいちゃん、かっこいい〜〜!
駄洒落も決まってる〜〜!」


まずは、ふちがみとふなとさんから。
まずは、恒例船戸さんのTシャツチェック。
バカボンのパパ、沖縄バージョンか?(笑)
イカしてるなあ。
(のちほど、しっかり確認させてもらいました。)

一曲目から「愛さずにはいられない」。
ラストを飾ることもある、いつもは終盤でやる曲が一曲目、
ああ、これって春一への思いも、こもってるんかなあ、
思って嬉しくなる。

観客まだ温まってなくて、曲の終盤になって手拍子が出てくる。
歌い終わった純子さん、ひとこと「手拍子遅い!」(笑)
なんや、一発で春一っぽいわちゃわちゃした雰囲気、出てきたなあ。
純子さん、会場全体のムード作り、さすがですわ。

高田渡さんの「鮪に鰯」や。
久しぶりに聴けたなあ。
動画は、高田渡さんと純子さんのデュエットバージョン
「鮪に鰯」は11分17秒くらいからですが、すごくええ動画なので、
時間ある方は全編ご覧ください。

船戸さんのベース、こんなでかい音出るんやなあ!
すげえ小さい音から、馬鹿でかい音に、ぐいぐい登り詰める。
小さい音の時も、でかい音の時も、
音のニュアンスまで、ちゃんとクリアに伝わるのがすごい。

意外!アグネスチャンの「草原の輝き」。
船戸さんのコーラス付き。
めっちゃ恥ずかしそうー。
純子さんの手拍子コントロールが、楽しー!

おお!ゲストで良元優作出てきた!
こういう思いがけない共演が春一っぽい。
曲はやはり!「歌う人」。
二人のスキャットがいやあたまらん!!
素晴らしい!!

「日時計」は、何度聴いてもジーンとする名曲やなあ。

新曲「ブロークンエッグ」最高っす!(笑)
すげえ勢いの曲の後で、リクオさんをステージに呼ぶ(笑)
打ち合わせなしの無茶振りのようだ。
「やるから付いてきて」(笑)
ご機嫌ロケンロー!

そのまま三人で「犬も食わない」。
リクオさんのピアノ、めっちゃ転がってる。ええわ〜!
みんなで船戸さんに不満ぶつけるコーナー(笑)
ワシもぶつけました。
別に不満ないけど、ぶつけた方がおもろいし。
なんか完全に春一のノリやんなあ。

ふちふなさん、しっとり心に入ってくる曲もあれば、
独特のユーモアセンスで、腹抱えて笑うような曲もあって、
どっちも、どこを切っても、ふちふなさんでしかない。
このライブ全体のええ流れ、そのふちふな節で、
作り上げてくれはった。
ありがと〜〜!

ふちふなさんの音源はこちらから。
ただいま、セール中でおまけが付くみたいです!
Amazonでも購入可能。

二番手は良元優作。
優作も春一トリビュートで、あべのぼるさんの「何も考えない」から始まった。
優作にとっての春一、あべのぼるさんへの思いが、
はち切れてるかのような勢いのある名演やったなあ。

「京阪電車」からの「ペプシドライブ」、
不思議やなあ、窓のないムジカやのに、
ちゃんと昼間で、ちゃんと休日の匂いがしてる。
つまり晴れた日の野外みたいな気分にもなる。
きっと、やってる方も、そのつもりだからなんやろうな。

「緑のタイルのイカしたテーブル」、お祭りっぽくてええわ。
余計に野外の感じがする。
に、続いて「天ぷら」。
もちろん観客も歌う。
優作、フェイントかける(笑)楽しー。

おー「石」や!
ここからは、じんわりゾーンなのか、続いて「キムおじさん」。
ギターソロの繊細な美しさ!!
まるで会場全体が聴き耳を立ててるような春一会場を思い出す。
いつもザワザワとお祭り気分の春一会場なのだが、
不思議と、優作がやるときは、シ〜〜ンと静まり返るのだ。
動画は「石」じゃないけど、優作が鈴木常吉さんのカバーをやってるものを。

ラストの曲は、まさかの掟破り、
ふちふなさんが一曲目にやった「愛さずにはいられない」(笑)
ふちふなさんとき、遅い!と怒られたからか、
今回は最初から手拍子を入れる観客たち。
この繋がりかたも、春一っぽい気がしたわ。

そして、春一となれば、音楽だけやなく、
この人もいてなきゃですわ、
の、ナオユキさん。
せい子ちゃん、ナイスブッキング!!

いやあ、やっぱりおもろい!
頭の中に、春一で会場を操るように
ネタを繰り出すナオユキさんの姿が浮かぶ。

ナオユキさんのステージは、客の反応を見て、
どんどん変化していくから、
きっとナオユキさん自身もどうなるのか、わからないのだろう。
というより、決めてないのだろう。
今日の客は、春一を好きな客が多いからか、
ミュージシャンの裏話のフリートークが、ちょくちょく顔を出す。
それが全部おもろい。

近藤房之助さんの誕生パーティーの話もおもろかったーな〜。
どんどんフリートーク率上がって、
ワシも初めて聴く話多くて、大爆笑、もちろん客席全体も大爆笑の連続。
まさかの、そのまま終了(笑)
フリートークのまま終わったのって、観たことあるやろか?
けど、終わる前、「最後は掟破りの『愛さずにはいられない』です。」
って、この日オンリーのボケをかますのも忘れない(笑)
おもろい、楽しいプロフェッショナルですわ。

トリのリクオさん、まさかのフリートークから(笑)
やっぱり普通のライブとは違うわ〜〜!
しかも、おもろい!

あー久しぶりのええ声!
2年半前の石垣島以来かな。
さすがにノセ上手、カンザスシティバンドの「新しい町」で
場内に手拍子が鳴り響く。

チャールストンみたいな転がるピアノも、楽しいなー。

おお!小坂忠さんの「機関車」!
なめらかなビロードのような声です。
この声で「満月の夕」とか、そら、ええわ。

「来年は、みんなで飲んだくれようよ!春一で!」の声が、
嬉しいけど、ちょっと泣きそうにもなってしまう。
ほんまにほんまに。

「オー!ハッピーディ」に続いてのラストは、
清志郎さん訳バージョンの「イマジン」。
ええ声で朗々と歌い上げはる。
説得力のある「イマジン」聴かせてもらいました。

さあ、最後は全員で。
フェス感、極まれり!
まずは、乾杯!!

一曲目は、おおお!「アイシャルビーリリースト」!
リクオさんは友部正人さん訳、
優作は中島らもさん訳で。
優作のこのバージョンが大好き。
久しぶりに聴けて嬉しいー!

二曲目「梅田から難波まで」は、
まさかのナオユキさん始まり!
春一らしい選曲やなあ!!
さらにフェス感出まくり!!

ラストの「デイドリームビリーバー」も清志郎さんバージョン。
もちろん観客も歌う。
なんか楽しすぎて、泣けて来てしもた。

来年、春一開催されますように!!
そして、春一が開催されても、
昼一も開催されますように!

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