ワシがロックを聴き始めた頃を思い出した。映画「エコー・イン・ザ・キャニオン」。
ザ・バーズ、ビーチボーイズ、ママス&パパス、バッファロー・スプリングフィールド、、。
一つの時代を作った、すごい人たちが、同じ町に住んでたんやなあ。
映画「エコー・イン・ザ・キャニオン」は、
60年代から70年代にかけて、ロックの聖地となった
西海岸のローレル・キャニオンを中心に活躍したミュージシャンたちのドキュメンタリー映画。
住人である、ブライアン・ウィルソン、スティーヴン・スティルス、
ロジャー・マッギン、ジャクソン・ブラウン、
デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、ニール・ヤングも登場するし、
同時代、違う場所から、この地を見ていたリンゴ・スターや、エリック・クラプトンも出てくる。
この世代に影響を受けたジェイコブ・ディランが進行役を務め、
同世代のベックやノラ・ジョーンズとトークしながら、
トリビュートバンドで、カバーライブまでやる。
めちゃくちゃ豪華な映画だった。
ワシ、ブリティッシュ派やと思ってたが、
バーズも、ブライアン・ウィルソンも、バッファロースプリングフィールドも好きで、
この時代にすごい影響受けてること、
映画観ながら気づいた。
この時代の音楽がええのは、なんかまだ「音楽には何か特別な力がある」
「音楽で世界を変えられる」「まだ誰もやったことのない音楽があるはずだ」と
ミュージシャンが信じてる空気があるからかもなあ、と思った。
改めてこの時代の音楽をまとめて聴くのは、
なんかエネルギー入りそうな気もするけど、
こうやって、上手くまとめてくれると、
俯瞰して観られて、すごく良かった。
ちょっと困ったのは、ジェイコブ・ディラン率いるトリビュートバンドの演奏か、
当時のバンドのオリジナルな演奏か、混乱してしまうことが何度かあったことかな。
ワシ個人としては、できれば、オリジナルの音源を聴きたかった気がする。
並行して公開されてる「ローレル・キャニオン」も観にいかなくちゃ、です。