高所恐怖症、出まくり。映画「神々の山嶺(いただき)」。

谷口ジローさんの漫画(原作は夢枕獏さん)を、
フランススタッフがアニメ化した映画「神々の山嶺(いただき)」を観た。

登山映画なので、極度の高所恐怖症のワシは、かなり躊躇したのだが、
先日谷口ジロー展に行って、素晴らしかったので、行ってみようと決意したのだった。

結論、ジロー度高し。アニメのクオリティが高く、
谷口ジローさんの美しく、リアルな絵を、かなり再現している。
つまり、怖かった。
そんなに長い映画じゃないのに、ギリギリエンドロール、最後まで観終わって、
トイレに駆け込んだ。
「怖いと、おしっこちびりそうになるんって、ほんまなんやなあ」と
久しぶりに感じた。

※ここからややネタバレ。
ストイックで男らしい話で、そこは満足だったのだが。
アニメのクオリティは高かったけど、ストーリーは少し疑問に思うことが多かった。
原作読んでないので、そこから来る疑問なんかもしれないんだけど。

なんで、自分で見つけたそんなに大事なカメラ、情報屋みたいな男が、
一時でも持ってたんやろう。
原作にはちゃんとした理由があるんやろうけど、
映画だけでも、少し納得できるようなヒント、欲しかったな。

一流のクライマーが何年もかけて挑戦する単独行、
取材のため後ろからついていくだけとはいい、
登山家でもない記者が、
アドバイスや、コンタクトなしに一人で追うって、
そりゃ無理やろ。
コンタクト取らないって条件で単独行が成立するんなら、
記者には、手伝ってくれる登山家か、
せめて地元のシェルパがついてた方が自然なんちゃうんかな。

とかが、どうしても頭に浮かぶノイズになってしまった。
まあ、最後は尿意との戦いに、心のほぼ全部持っていかれ取りましたが。

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