なんだかわからんけど、ええ気分。映画「ローカル・ヒーロー 夢に生きた男」。
※ネタバレ、あります。
なんだか、観終わっても、何を観せられたのかよくわからない。
だけど、なんかほっこりした気持ちになってる映画だった。
音楽がダイアー・ストレイツのマーク・ノップラーというのに惹かれて、
1983年制作の映画「ローカル・ヒーロー 夢に生きた男」を観てきた。
ストーリーはやや荒くたいところもある気がする。
けど、そんなところ全部、目を瞑ってられるほど、
映画を観てる間、のほほんとええ気分だった。
舞台はスコットランドの海辺の田舎町、
そこに石油コンビナートの用地買収に来た男。
絶対生臭い話になりそうなのに、
結局、そんなことにはならない。
生臭いシーンを期待、ではなく予想、してる間に、
エンドロールが始まり、あらあら、そのまま終わるん?
と、梯子外された気分になった。
けど、それが、全然嫌でないのだ。
映画観て、こんな気持ちいい裏切られ方することって、
あまりないよなあ。
そして、初めの期待通り、マーク・ノップラーの音楽は、
映画の世界にぴったりで、気持ち良く昼寝してるような気分にさせてくれるのであった。