思わず、募金に協力してしまった。ドラマ「無言館」。
先日、このブログに載せた長野の無言館の話が、
ドラマでオンエアされた。
先日のブログはこちら。
24時間テレビの中でオンエアされるらしく、あの番組の他の部分見たくないので、
録画して観ようと思ったのだが、
番組録画で、そのドラマ部分だけ録画すること叶わず、
7時間半くらいの録画になってもた。
録画終わって観始めると、間にマラソンシーンやらなんやら挟まって、
むっちゃ観にくかったわ〜。
けど、ドラマ自体はすごく良かった。
浅野忠信さんと寺尾聰さんがばっちしハマってたし、
エピソードごとにええ役者さん使ってはって、
その人たちもハマってて、ええ演技してはった。
劇団ひとりさん、やっぱり凄いなあ。
中でも「ナイスキャスティング!」と声を上げそうになったのは、
まさに前回ブログで書いた日高安典さんのエピソードで、
日高さんの恋人でモデルのその後の役として登場した檀ふみさん。
この絵の少し恥じて固くなってるような女性のポーズや表情と、
檀ふみさんが完全に重なった。
エピソードの詳細が、明らかになるのは、
ドラマのクライマックスなのだが、
そのエピソードを知ってたワシは、
檀ふみさんが出て来た時から、
「あのモデルの人に違いない!」と思って観ていた。
若い日の再現部分の女優さんが壇さんにあまり似てなかった
(つまりこの絵にもあまり似ていない)のが、
少し残念だけど、ほんまにええドラマで、最後は嗚咽漏れてしゃあなかったです。
けど、7時間半かあ、保存、どうしようかな。
また観るとしても、CMやらマラソンやら飛ばしながら観ると、
テンション下がるよな。
ドラマだけで配信してくれると嬉しいんやけどな。
その壇さん役の方が、無言館の感想ノートに残された文章を、
無言館の館長の窪島誠一郎さんが朗読されてます。
聴いてるとじわじわ涙が溢れて来ます。
この動画についての文章に日高さんの略歴などもまとめてありました。
NHKの番組では、吉永小百合さんが、この文章を朗読されてて、
それは、やはり素晴らしかったんやけど、
この窪島さんの朗読も思いが溢れてて、胸に迫るものがあります。
戦争で亡くなった人、一人一人に、こんなかけがえのない物語があるんやろうな。
この女性が、もう一度、この絵に巡り会えた、というだけでも、
窪島さんが、無言館を作った意味があったと思う。
こういう事業、継続していくのは、大変なことだろう。
及ばずながら「無言館ささえよう募金」に寄付させて頂いた。
二度とこんな悲しみが生まれませんように。
(今も、世界では同じような悲しみが生まれ続けているけど)
という気持ちを、次の世代の人たちも、持ち続けてくれますように。