3年ぶりの八重山①(11/11)

ちょっと前回の沖縄本島旅行と近すぎて、
なんとなく気恥ずかしくて、
ほぼ誰にも言わぬまま、先週金曜、八重山に向けて出発いたしました。

既視感の風景。
てか「感」いらん。「既視」やな。
ほんの二週間前に同じとこ通ってるんやし。

影の様子がだいぶ違うんは、今回は昼過ぎの便やからです。
石垣空港着が、17時頃予定。
ホテルに着いて、ちょっとゆっくりしたら、
飲み屋の開く時間。
観光とか、あまりしないワシにはベストタイミングです。
しかも安い!

ピーチは飛行機まで歩かされるんすよね。
まあ飛行機全体が撮れるので、嫌じゃないけど。
お!三席並びに一人。
これは楽やな。

この時期の沖縄方面旅行の心得として、
大阪とこっちでは服装が大きく異なる。
この日も、とても長袖、長ズボン、靴下で耐えられる気温ではなかった。

空港のトイレで着替えるのは、まだまだ甘い。時間がもったいない。
あらかじめ時間を調べておいた離島桟橋行きの直行バスにすぐに乗る。
路線バスの後ろの方で、
リュックに仕込んであった半袖アロハとサンダルを取り出す。
パーカーは飛行機内で既に脱いである。
まず、上を長袖アロハから半袖アロハに。
靴と靴下を脱ぐ。
そして、出かける時から予想して履いていた
チャック着脱式のズボンの膝下を外す。
サンダルを履き、冬物一式をリュックに。
バス内で、半袖アロハ、短パン、サンダルの、
完全夏仕様の橋本ヒネモスに変態完了。
これを赤い頭の中年男がやるのだから、
周りはさぞかし気持ち悪かろう。
この日も、真後ろの席の若い女性グループがざわついていたが、
構うものか。
自律神経が弱ってて、体温調節がままならない中年男には、
絶必作業なのだ。
何より、心地いい。
南国に来た気分を満喫する。

そうこうするうちに、
バスは懐かしの730交差点を通過。
石垣島の中心地だ。
今日から何回、ここを通ることになるだろう。
嬉しいなあ。

離島桟橋でバスを降り、
今回宿泊のホテルを目指す。
離島桟橋からも近く、
今回何度も訪れるであろう「たかしの店」からも歩いて3分。
大浴場もある。
完璧なホテル選択だ。

ホテルまでの道は公園沿い。
ええ感じのガジュマルが歓迎してくれた。
これからお世話になりまっせ〜〜!

部屋に入ると、おおお!トリプルルームではないか!
どうせ一つのベッドにしか寝ないが、なんだか得した気分。
スタンドの位置、コンセントの位置などを確認して、
真ん中のベッドに寝ることにする。
奥は、これから着る着替えを、Tシャツ、アロハ、パンツ、などと
並べておくクローゼットスペースに。
手前は、リュックなどを置くスペースに決定。
ちなみに今回は四泊で、お掃除一回だけのエコプランなので、
お掃除の方への気遣いは、ほぼ無用だ。
(結局、その一回のお掃除も二日酔いで「今日はいいです。」とお断りしてしまった。)

落ち着いて、時間を見ると、まだ行きたいと思ってた店の開店までは時間がある。
なんだかんだ汗かいたので、さっそく大浴場へ。

写真はネットから。

大浴場は、他に客なし。貸切状態。
なかなかええではないか。
写真の右の方の屋根は、スレッドになってて、外の風が入ってくる。
ヤモリの鳴く声が聞こえてくる。
そう言えば、こないだの那覇ではヤモリの声聞かなかったなあ。

風呂から上がって、フロントの宿泊客飲み放題のさんぴん茶を頂きながら、
火照りを冷ます。
ちょうど、行きたい店の開店時間だ。
Googleマップをたよりに、お店に向かう。
歩いても10分くらいの距離。
地図で見たときに思ってたように、
ここは昔は石垣島一番の悪所として
池上永一さんの小説にも出てくる十八番街あたりではないか。
今でも、よく見ると、その名残はあるが、
かなり健全な繁華街になってるようだ。

目指すお店は「かぶやぁ」。
那覇の松本さんに教えてもらったお店だ。
つまり伊江ラムが飲める。
発売されたばかりだけど、大人気で、出荷本数も少ないので、
入手困難らしく、沖縄本島でも飲めなかった
伊江ラム「サンタマリア」のシェリー樽仕込みも置いていた。
早速いただく。

うめ〜〜〜!
喉を落ち着かせてから、周りの様子を伺う。

落ち着いたいい店だ。
おつまみも洒落てて、美味しい。

定番白百合ソーダ割りを挟んで、
本島の泡盛醸造所、瑞穂さんが出し始めたラムのシリーズのひとつ
「KOHAMA ISLAND RUM」を頂く。

このシリーズ、沖縄県内の離島の、それぞれのサトウキビで作るらしく、
シリーズ全部の発売は、まだ先らしいが、
やはり大人気で、もう小売店では買えない状態らしい。
かぶやぁさんでも、もっと前に発売されたものは売り切れてた。
ひとつでも、ここで飲めてよかった。
ワシ的には、味も、デザインも、サンタマリアの方が、好きではあるが。

実は、ここは内地から移住してきたお二人でやられてるお店で、
片方の方は、朝ドラ「芋たこなんきん」の脚本家の方だ。
芋たこなんきんの主演は藤山直美さん。
ワシのおかんは、藤山直美さんの高校時代の国語教師だったりするので、
そのあたりから、少し、お話しさせて頂いた。
もう脚本家は、すっぱり止められて、
早めの第二の人生として、石垣島に移住されたらしい。
移住の時の苦労や、
お店を出すまでのお話などもお伺いする。
いつか、参考にできる時が来ればいいなあ。
お話ししてると、ワシの石垣島の知り合いのことは、
ほとんどご存知のよう。
こういう石垣島の距離感もええなあ。

そう言えば、前にたかしさんに連れてってもらった
昔のスナックみたいな内装の
「ゲットハッピー」もこの辺だったな、
と思い出し、聞いてみると、
前の店主さんから、違う方に変わって、お店の名前も変わったけど、
内装は、そのまんまらしい。
お客さんが混んできたので、そっちに寄ってみることに。
新しいお店の名前、忘れてしもたけど、
たぶん十八番街が悪所だった頃のスナック、
そのままの赤くて唐草模様のような柄の怪しい壁の内装は、そのままで、
お店の方も音楽好きのようで安心する。

一杯だけ頂いて、
お馴染みの「山内ツル子」に移動する。
ここは、長年の友だち、
八重山モンキーのヨシトくんのお店だ。
ヨシトくんはあいにく、ワシの石垣滞在と同じスケジュールで、
沖縄本島にツアー中だったが、
後輩ミュージシャンの「うちまっち」が店開けてるので、是非!
と言われてたのだ。

うちまっち、初めて会ったけど、
礼儀正しく、楽しい人で、他のお客さんも一緒に、盛り上がる。

ヘロヘロになりながら、お店を出て、
いつものBbへ。
ここは、大阪から移住して、
大阪時代は、カメラマンとして何度もお世話になった金岡さんのお店。
今回、驚かそうと思って、黙って行ったのだが、
来たことよりも、赤い頭に驚いて頂いた。
たどり着いたはええものの、
4軒目で、もう既にヘロヘロ。
お土産渡すのも忘れ、記憶も忘れかけて、
なんとかホテルに帰り、
初日から濃ゆい石垣島滞在の夜は、終わったのだった。

今日は、ここまで。
ちょっとバタバタしてるので、つづきはいつになるかわかりませんが、
さらに濃い日々をご紹介しますので、
期待せずに、お待ちください。

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