目を背けてはならない戦場の「今」。映画「戦場記者」。

ガザ、チェルノブイリ含めたウクライナ、アフガニスタン。
映画「戦場記者」には、目を背けてたくなるような、
だけど、同じ時代を生きるものとして、
決して背けてはならない、戦場の「今」が溢れていた。

ガザに攻撃を仕掛けるイスラエルの軍部にしろ、
アフガニスタンを支配するタリバンにしろ、
須賀川さんのインタビューへの答えは「最大限の努力をしてる」みたいな
実態が見えてこない抽象的な言葉が多いなあ。
日本の政治家の発言を見てるような気分になった。
こういう言葉に逃げる人って、
何かを誤魔化そうとしてるか、きちんと実態を把握してないか、
どっちかって気がするんだが。

須賀川さんはTBSの社員だけど、
社員であろうと、フリージャーナリストであろうと、
いざ危ない目に遭うと「自己責任」って言葉が出て来ちゃう風潮って、
なんなんやろう。
それって、結局は「国が助けなくてもええ」って
結論に至ろうとしてるんやと思うんやけど、
そういうときに、なんとかして救おうとしてこそ、
国家の存在理由って、あるような気がするんだがなあ。

内容的には、ぜひ観て知って欲しいので、
具体的に言うのは控えますが、
観るポイントみたいな動画があったので、貼っておきます。

ひとつ思ったのは、なぜ「戦場記者の見た世界最悪最前線」とかのタイトルではなく、
「戦場記者」というタイトルにしたのだろう。
そのタイトルの割には、須賀川さん個人や、
この職業への踏み込みがあまい気がしたので、
ちょっと気になった。
須賀川さん自身が監督だからなのかなあ。

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