BBBムービー特報「バニシングポイント」<4Kデジタルリマスター版>。

いつもは、映画、何本か短くまとめて書いてますが、
あまりに興奮したので、忘れないうちに書いておきます。

ヘタレの怖がりなので、アクション映画は苦手、
特にカーアクションなんて、意味わからん、と常々、思ってましたが、
久しぶりに「バニシングポイント」<4Kデジタルリマスター版>観て、
ワシはカーアクションは、この映画と「ブルースブラザーズ」、
番外で「マッドマックス」さえあれば、他はいらん。
と思ってたんかもしれん、と思い至りました。

ほんま、最高っす!

カーチェイスしてる途中なのに、
勝負挑んできた暴走野郎がクラッシュすると、
大丈夫かどうか、確認しに行くシーン、大好きやな。
二人組のヒッチハイカー拾うだけでもおもろいのに、
そいつらがゲイカップルだとわかっても全然動じず、
(1971年の映画やのに)、
そいつらが強盗やとわかった瞬間に叩き出すのも、
この頃の状況考えたら、革新的な平等感覚やったんちゃうかと思う。

結局、この映画って、基本、カーチェイスでは主人公、
誰も死に追いやってないんやな。
ワシが、カーアクションの始め、アクション映画の苦手なんって、
人の命を小道具のように扱ってることも、一つの理由なんやな、
って今日、この映画観ながら気づいた。


暴走の理由、直接的なきっかけはアレ、やけど、
その背景にある社会状況とかを滲ませることで、
この映画は、紛れもない1970年代のアメリカを象徴する映画にもなってるし、
ある意味、いつまでも残る永遠性も獲得してる気がした。

ラストシーン、昔観たときも衝撃的で、
今回、結末知りながら観ても「うわ〜〜!」思った。
当時は賛否両論やったみたいやけど、
改めて観て「これで正解」「これしかない」思った。
タイトルが、そもそも「VANISHING POINT」(消失点)やもんな。
タイトルも、他に考えられへん。
日本語のロゴもいい。

歴史に残る名作映画は、必ず音楽もええ、と思うんやけど、
この映画の音楽も、最高に良かった。

ほんま、一点の曇りもない、
美しい映画でした。

【追記】
あと、ワシ、ホコリっぽい場所は大嫌いやけど、
ホコリっぽい映画は好きみたい。
「エル・トポ」もむっちゃ好きな映画やし。

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