三井寺、非公開区域、見学。

3月22日は、前々から申し込んでた三井寺の
非公開区域の見学に行ってきた。

わりとその日の天気や気分次第で、出かけたい方なので、
前々からの予約って苦手なんやけど、
この日は天気良くて、「正解!」思った。

桜にはちょっと早かったけど、
ええ天気で、気温も心地よい。
まずは、大門(仁王門)前に集合。

けっこうな人数で、ほとんどが、ご年配の女性。
男性は、女性の旦那さんらしき人がほとんどで、
男性一人は、ワシ以外に一人か二人くらい。

この日は、三井寺のお坊さんが、いろいろ解説してくれるので、
全然知らなかった情報も聴けて、思った以上に勉強になった。
まずは、一般公開してない光浄院客殿に。
寝殿造から書院造に変化していく過程の建物らしく、
観たことのない造をしていた。
初期書院造というらしい。
内部は撮影禁止。
集中できるので、ありがたい。

いわゆる迎賓館らしく、偉い人が部下を招くような造になってる。
障壁画は狩野派の手によるもの。
当時の劇場効果を体験させて頂く。
締め切った部屋にしばらくいて、暗さに目を慣らす。
そして、おもむろに襖を開けると、金色の障壁画の前に座るお偉いさん。
金の障壁画も自然光だと、奥行き感が全然違うんやなあ。
こういう効果のために、金が使われてたんか。
美術館では感じたことのない感激を味わう。
今度は、夜の行燈の明かりとかで観てみたいなあ。

それだけでなく、偉い人に威厳を持たすために、
部屋の造にいろんな工夫が考えられてる。
ほんま、よう考えられてるわ〜。

お!今年初のホーホケキョ、聴きました!

三井の晩鐘で有名な鐘。
何名かはつかせてもらいました。
ワシは、よう手を上げへん、ヘタレです。
おばちゃんたち、こういう時、積極的やなあ、
羨ましい。

金堂は一般公開もしてるし、前に来た時にも入ってるんやけど、
改めて見ると、檜皮葺きでこんなでかい建物って、
あんまり観たことないなあ、と思う。

三重塔の内部も、普段は非公開。
これは貴重な機会ですわ〜。

最後は、勧学院客殿。
ここも非公開区域。
光浄院客殿に似た造だけど、
こっちの方が、障壁画は鮮やかだった。
狩野光信さんの手によるものらしい。

やはりこちらも内部は撮影禁止。

ここで解散して、ワシはJRの大津駅に行こうとしたのだが、
路線バスとかよくわからず、結局歩いての移動になった。
大津、公共交通機関、あまり便利よくないなあ。
JRと京阪、も少し、連絡してればいいのになあ。
その間繋ぐ路線バスも、本数あまりないみたいやし。

けど、歩いたおかげで、行ったことない大津の繁華街らしきところ通ったり、
京津線が路面を走ってるところを観られたりして、
それはそれでちょっと嬉しかった。

このツアー、けっこう面白かったんだけど、
参加料が、ちょい割高感あり。
カニ食べ放題、一泊二食で一万円切る宿泊プランがある時代に
いくら、普段入れない場所に行けて、
ようわかる解説ついてたとしてもあの料金はなあ。。
それとやはりワシ、団体行動、かなり苦手、
というのを改めて自覚してしまったので、
よっぽどのことがない限り、
こういうツアーには、参加しないんやないか、
と思った。

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