ムジカで女性信仰3年目の正直〜青木マリ×長野友美×伊藤せい子。

一度目は、長野さんが体調悪くてご欠席。

二度目は、パンデミックで流れたんやったかな?
とにかく三度目の正直で、、と思ってたら、
せいちゃんが思わぬ負傷で、
「また流れるのか!」と危惧したが、
せいちゃんの「やはり野生だったのか!」と
誰もが確信する回復力で、
こないだ日曜、とうとう三人の競演&共演が実現したのでした。

まずは、せい子ちゃんから。
店に出てくるだけでも驚いたのに、
ほんまに半月前、肋骨6本か7本、折ったんか?
ワシ、なんの詐欺にあったんや?
と、わけわからなくなるほどの伸びやかな声。
気をつけながら歌ってるからだろうか、
逆にいつもより隅々まで、声の成分が満ちてる気がする。
丁寧な歌い方やなあ。

せいちゃん、ときどきやさぐれるけど、
基本は誠実な歌詞やし、
メロディや歌い方は、元々丁寧で、
根っこは、律儀なんやろなーとこの日の歌で思った。

わはははは!金八先生の「人として」のカバー!!
オリジナルより、全然好きやぞー!
歌詞も、せいちゃんが歌うと、
今まで入って来たことない歌詞やのに、
しっかり入ってくる気がする。

題名忘れたけど、亡くなった人を思う歌、
サビを「愛してる」最後を「言い足りない」で締めるのが、
すごいなあ。
ほんまもんの「愛」や。
口だけのやわい「愛」やない。
底の底を、見てないと言えない「愛」やと思う。

「6月の雨の夜、チルチルミチルは」が絶品やった。

せいちゃん、「どうにかライブに出るだけは出た」ではなく、
ほんまに、堂々と、ええライブを観せてくれた。
プロ根性、感じました。
ありがとう!
お疲れさま!

二人目は、長野友美さん。
ソロで聴くの、ずいぶん久しぶりやなあー。

大きな声を出すわけじゃないのに、
声の存在感が、唯一無二。
静謐で、柔らかく、優しいけど、弱くはない。
まったくない。
意思のある、迷いのない声。

その声が、そのまま音楽全体に繋がっている。
ただただ美しい。
けど、ただ美しいだけではない、
独特のグルーヴ感があるのが、たぶん長野さんなんやろな。
ブルースだったり、民謡だったり、
常に背景を感じたりもする。
それが、特有の深く美しく、
グルーヴィーな世界に繋がってるんやろなー。
「心地よい」って言葉は、
このためにあるんかもなー、と思う。

お!まだ途中やのに、アンコール!
可愛らしくやさぐれた「明け方のブルース」。
長野さん、やっぱりソロも素晴らしい!

そして、石垣島以来の青木マリさん。
おーやっぱりかっこええわー!
何となく70年代のイギリスを思わせるような
影のある艶っぽいギターも、
凛々しくて、ためのあるボーカルも、
ほんま男前っす。
女性やけど(笑)

マリさん聴いてると、
ふと石垣島の風景思い出した、
ガッツリご一緒させてもらったからなー。

MCも、めっちゃ楽しいんよなーマリさん!
笑わせてもらいましたわー。

歌は、ミチロウさんが気に入ってたというだけあって、
激しかったりもするけど、
その激しさの中に、悲しみや孤独や、
生きようという意思が、ちゃんと内蔵されている。
だから形ではなく、心の部分でロックな音楽になってるんやと思う。

マリさん曰く「三人の中で一番乙女なんは伊藤せい子」、らしいです(笑)
「後の二人がおっさんだからでは?」という意見もありました。

酒飲みやけど、大した頼れる姉御でございます。

おおおお!
最後は三人で!まさかの「長崎は今日も雨だった」(笑)
まあ、長野さん、長崎出身やからな。

この日は昼間っから、ずっとええ気分で飲んでたからか、
いつもよりたらふく飲んだけど、
ギリギリ泥酔することなく、
意識も一緒に、おうちに着いたのでありました。

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