悲しくも美しい、現代にも繋がる物語やと思いました。BBBムービー「山女」。

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いい役者がきっちり、自分の求められる役を演じ切った映画やなあ、思った。
中でも、セリフがひとつもない森山未來さんの存在感が圧倒的やった。

物語の舞台は、江戸時代後半の東北の貧村だけど、
この因習や被差別者を求める圧力って、
基本的には、今の日本でも変わってないような気もした。

不思議だったのは、関西人のワシにとっては馴染みのない東北弁なのに、
(かなり忠実に東北弁で話してるように思えた)
字幕とかなくても、ほぼ聞き取れたこと。
ごくたまに聞き取れないところもあったけど、
付いていけたのは、ストーリーの骨格がしっかりしてるからやろうな。

ストーリー的には悲惨な話なのに、
映像は、古き日本を終始美しく描いてて見事。
それを音楽がさらに美しく彩る。
基本的にはアンビエントな感じの音楽やのに、
なぜか、その日本の風景とごっつうマッチしてた。

余韻を残して、可能性を感じさせる終わり方は、
賛否分かれるかもしれんが、
ワシ的には「ええなあ」思いました。
それはワシが、このストーリーを現代にも繋がってる話と見てて、
今の時代に希望が欲しいと思ってるからかもしれんです。


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