ヨシムラタカシ&ナオユキ@大きな輪。

昨日は、久しぶりにヨシムラタカシくんのライブを観た。

ああ!この声や!
「歌やから、こういう声出そう」みたいなヨコシマのない、
心臓から直接飛び出て来るような声。
そうやった。
この声がヨシムラくんやった。

けど、あれ?こんなにMCする人やったかな?
しかもおもろいぞ!
東北訛り丸出し。
こっちは計算かどうかわからんけど(たぶん、計算なし)、
なんか芝居がかってる感じもあって、
けつまずきながら喋る感じが、
余計に耳にのこる。

福岡に移住してからの曲は、当然初めて聴くけど、
ちゃんと初期衝動が活きてる曲で嬉しくなってまう。

「父の木」ええ歌やなあ。
「まだ七歳の父の木」「もう七歳の父の木」って歌詞、
お父さん亡くなって七年のとき作った歌なんやな。
その時間を短いと見るか、長いと見るか、決めかねてる気持ちが、
「まだ」と「もう」に込められてるんかな。
印象的な歌詞やなあ。

福岡に移ってからの曲、初期衝動はそのままやねんけど、
なんというか歴史と言うか、人生のひだみたいなもんも
積み重ねってる気がする。
音楽を続けていく、ってのは、そういうことなんかもしれんな。

ヨシムラくん、しばらく音楽お休みしてたんやけど、
復活したのは、夢野カブさんとマルチーズロックのもりとに、
偶然遭ったことがきっかけらしい。
カブさん、もりと、でかした!

「友達」も、もちろん久しぶりに生で聴く。
やっぱり強い曲やなあ。
歌う前にしてくれた、この歌に出てくるお父さんと最近会った話が、胸に迫ってくる。
10代のセンシティブな頃の友だちの他界。
しかも、、。
そら何か、どこかにぶつけんと、処理しきれんやろうなあ。
その曲が、お父さんと会ったことで、
きちんと納まるところに納まったんちゃうかな。
涙が出そうな勢いで歌ってはったけど、
どこか、清々しくもあった。

最後は、唯一カバー曲、
友川カズキさんか中也の詩に曲を付けた「サーカス」。
湯田温泉の中原中也記念館、行って来はったんや。
福岡からなら近いもんなあ。
そのことが曲に迫力を加えてる気がした。

アンコールは、
お父さんとの思い出の曲「アイラブユー」(尾崎豊)をア・カペラで。
これも、すごい熱唱やったんやけど、
なんかおもろくもありました(笑)

そして対バンは、ナオユキさん!
平井さんの退院の決まって日に、
平井さんと仲のいいナオユキさんヨシムラくんって、
なんか運命的なもん感じて、嬉しい。

そのナオユキさん、なぜかこの日は、
出囃子に乗せてスキャットで登場(笑)

うわ!緩急がものすごいぞ!
リズムだけで、笑ってまう。
表情だけで、腹抱える。
そらおもろいっすわー!

どっから声出してんねん!思うような酔っ払い登場!
この技は、初めて視るかも。
けど、新キャラ、ゆーよりは、前からおったキャラが、
さらに進化した感じか。
どっちにしろ、むちゃくちゃおもろい。

やさぐれ女も、えらいことなってもた!
もう、おっさんやん!!
ときどき、ザ・たこさんのアンドーか!
思うくらい、おっさんみが強い。
ほんで、腹抱えても足りんくらいおもろい。
もう、爆笑どころか爆死しかけるくらい、笑ったわ。

ナオユキさんが、思わず、ボソッと呟いた
「セルフカバーが荒過ぎる」のひとことが、
ミゾオチを直撃。
笑いすぎて、悶絶。

ナオユキさんのネタに出てくるおっさんの酔っ払いは、
ダメでアホやけど、やなやつではないんよなー。
だからきっと、モデルにされた奴も、
ちょっと嬉しいはず。
なん人か「あれ、俺がモデルやと思うねん」ゆー人おったけど、
そういう人、みんなニヤニヤしながらゆーてたもんなあ。

久しぶりに腹の底から笑った気がする夜でした。
ワシは、次の日(つまり今日)、
珍しく朝から仕事やったので、
早めにお暇してしまったが、
もっとお二人と喋りたかったなあ。
まあ、お二人とも、近日中にまたお会いできる予定なので、
そのとき、この日の印象も含めて、
いろいろお話させてもらおうと思います。

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