あと1時間くらい観てたかった。BBBムービー「リバー、流れないでよ」。
舞台劇を映画化するなら、こうすべし、
というお手本のような映画やと思う。
ほぼワンシチュエーションで、
全く退屈させない作りで、
観てる間、ほんま楽しくて、
「あと1時間くらい観てたいなあ」思った。
個人的には貴船の料理旅館って、こういう作りになってるのかあ、
というのが、分かったのも、ちょっと嬉しかった。
なにせ、同じシチュエーションで、
何度も動くので、観てるうちに、
どんどん見取り図が頭に出来上がっていくのだ。
それも、なんだか面白かったな。
舞台役者がコメディ映画に出ると、
芝居が大袈裟すぎて、ちょっとついていけなくなることがあるんやけど、
今思うと、この映画では、そこは全く気にならなかったなあ。
「大袈裟になっても仕方ない」というシチュエーションが
できてるからかもしれない。
それにしても、出演者もスタッフも、この香盤、難しかったやろな。
同じようなシチュエーションで少しずつ違う芝居やし、
カメラの動きもけっこう激しいので、
「ああ!これさっきの動きやった!」とかなってしまうことも
あったんちゃうかな、と想像して、笑ってしもた。
音楽が、すごくええなあ、思って、
エンドロール、注意して観てたら、
滝本晃司さんやったんで、めっちゃ納得した。