ぶらぶら京都⑧みなみ会館で観たことを忘れない。BBBムービー「遺灰は語る」。
京都みなみ会館で観た映画は、大阪の上映で観逃してて、
「どっかでやってくれんかなあ」思ってたコレ「遺灰は語る」。
みなみ会館って、こういうことしてくれる映画館やったんよなあ。
ほんま、残念!
文学的で、静かな、不思議な哲学的とも言える映画だったが、
全編に独特のユーモアが溢れてて、
観てて楽しかった。
遺灰になっても、政治体制に翻弄される。
有名人って大変やなあ。
最後のシーンは、なんだかわからんけど、感動してしもた。
ある意味、ハッピーエンド、と言ってええのか?
短い映画だが、その後に遺灰の主、
ノーベル賞作家、ルイジ・ピランデルロが
死ぬ間際に書き上げた短編小説「釘」を映画化した
これまた短い映画が、上映される。
これがまた、なんとも言えない、深い後味を残す映画だった。
二篇とも、音楽も素晴らしく、美しく、気高い
哲学のある映画だった。
この映画を観られたことも嬉しいし、
それが閉館間際のみなみ会館だったことも嬉しい。
きっとみなみ会館を思い出す時、
この映画のことも思い出すと思う。