珍味スペシャル@ムジカジャポニカ。

さあ、2018年2月7日は、お待ちかねの「珍味スペシャル」。
ワシはこのイベント、皆勤賞なのだ。
ほんまにここでしか味わえない珍味。
しかも今回は移転マジカのワシのホーム、ムジカジャポニカ。
いかいでか!!

珍味スペシャルをご存じでない方のために説明すると、
このイベントは、ゴンチチのチチ松村さんが
「大阪にこんなおもろい人がおる!紹介せねば!」と使命感に駆られて
(少し盛りすぎたかもしれない)、
泊さん、井上智恵さん、良元優作さんを集め、
それぞれの曲を、一緒にやったら、ここでしか味わえないものになる、と
ネーミングまで自分でつけて、始めたイベントなのだ。

今回は、珍味をよ~く味わえるように、
それぞれのソロをまずやるらしい。
まずは、良元優作さんのソロ。

静かなムジカジャポニカに「キムおじさん」が響く。
ゆっくり揺らぐえべっさんの飾り付け、
今まで気に留めなかったものに目が行く。
ええ歌は時間の流れ方を変えてしまうんやなあ。
「ターちゃん」の後は、グダグダMCで「珍味スペシャル」の始まりを乾杯で祝う。
優作さんの嬉しそうな顔、
きっと優作さんも珍味スペシャルを楽しみにしてたんだろうなあ。
「春の虹」の途中で泊の武村さんが、
優作さんご所望のお湯割を届ける。
曲と相まって和むなあ。春はもうすぐなのだ。

二番手は井上智恵さん。珍味のカレースパイス担当らしい(笑)
井上さんのカシオトーンの無表情が高じて、
なんかユーモラスに感じてしまう演奏、
くせになる感じで好きやなー。

とつとつと語るMCも、計算はないと思うんやけど、
聴き入ってしまう、笑ってしまう。
井上さんの音楽の無国籍感、ええわー!
五月にはニューアルバム発売予定らしい。楽しみやなー!

初めて観たけど、この動画も、隅から隅まで井上さんで素晴らしい!!

そして、山田参助さんと武村篤彦さんの泊。

泊さんもとぼけてるよなー。
このとぼけ具合は、ワシの知ってる音楽の中では一番かもしれん。
あーやっぱり珍味スペシャル、楽しいわー。
「山小屋暮らし」かなり行ってから、やり直し(笑)
なんでやり直しだのかようわかるな~。
二回目は素晴らしい仕上がりやった。
参助さん、声量も音程もすごいよなー!
「マルゲリータハポネサ」!この曲、大好き!!
やっぱりとぼけてるんだが、楽園感が半端ない。
この楽園感の源泉は、武村さんのギターなんやろなー。ええコンビ!

この動画のトボケ具合もなかなかのもん。
漫画家でもある山田参助さんの「あれよ星屑」
ずっと楽しみにしてたんだけど、
明日発売の7巻で、終わるらしい。寂しいなあ!!

休憩挟んで、チチ松村さん。

珍味スペシャルの名付け親のチチ松村さんがそれぞれの珍味具合を評した。
優作さんは独特な声がもはやイカの燻製、
ゲゲゲの鬼太郎の歌を歌ってはった
熊倉一雄さんの名前出してはったなあ。なるほどなあ。
井上智恵さんは毒キノコ、毒やけど、中におれば天国、
ベニテングタケの風呂に入ってるとそんな感じになるらしい。ほんまかいな!
泊さんに至っては腐る直前、鮒鮨。
臭くてたまらんけど、くせになって、またほしくなる。

珍味スペシャルは、チチ松村さんの弾き語りが聴けるのも嬉しい。
実に前回の珍味スペシャル以来、一年以上ぶりの弾き語りらしい。
エンディコ・マシアスって人の曲、良かったー。ギターが、もう桃源郷!
チチさんの「何か怖いことが起こるかも~」
と思わせる歌い方もおもろいわ~~。

さあ、ここからが珍味スペシャルの見せどころ!珍味の混ぜ合わせコーナー!
優作さん、井上さん、泊さん、入り乱れての演奏。
まずは優作さんの曲「天ぷら」からもう出だしからおもろいやん!
わははははー井上さん!えらいアレンジ、ぶっこんできはる!!
ほんまにここでしか味わえない珍味や~~。

武村さん、ベースに持ち替えて、泊の曲を。
単にバンドとしてもいいぞー!この組合せ。
次の曲は、井上さんの曲に参助さんが歌詞をつけたもんなんかな。
参助さんの歌と井上さんの鍵盤のユニゾンがカッコええ。
参助さんの歌詞も古語風でええなー。
次は、優作さんの「水滴」を、井上さんの鍵盤と。
そっか、鍵盤が水滴なんや。えーわー。
この組合せやないと出てこないアレンジやね。
「なんでシンバルあるんかなあ」と思ってたら、
この曲の途中で武村さんが叩き始めた。
何が出てくるかわからん。

ほんま珍味やわー。優作さんの曲「カレーパン」。
曲名、まさにこの場で「銀行の鐘が鳴る」に変更(笑)
またこれがけったいなアレンジで(笑)
せやけど、「あれ?この曲、こんな名曲やったか?」と思うくらい曲の表情が変わって、
深みのある曲になった。前から知ってた曲やのに、
何かええもん見つけたって気分になった。

参助さんのチョイスで「明日、門出」。
ハワイの日系コミュニティで歌われてた曲らしい。
あれ?鍵盤の音が2つする?と思ったら、武村さんが今度は鍵盤弾いてた。
珍しくタイトルのついた井上さんの曲「スペースパトロール」。
なに?これ?テレビジョンみたいで、めっちゃカッコええ!!
終わって、優作さんのMC中、武村さんがベースを落とす(笑)
ラストは「へたくそな歌」。
参助さんから歌い出す。これが一級品!
途中から入る優作さんも素晴らしい。
「表彰台〜」からのハモりがまた!
意表をつく井上さんの鍵盤もいい!
井上さん、ほんまに我が道を行く感じがええなあ。愛おしい!!

アンコールはチチさんが見つけてきた
スエーデンの「愛おしき隣人」という映画の中の曲に、
チチさんが日本語の歌詞をつけたもの。


これ、前回もやらはって、映画が気になってDVDで観たやつや。
映画もおもしろかった。北欧映画って、カウリスマキにしろ、
どうってことない人の人生を、ちょっとユーモラスに、
ちょっと哀しく描くのがうまいなあ。

ライブ後は、参助さん、武村さんと、
久しぶりに会った二人といろいろ話が出来て良かった!
井上さんは、すぐに帰らはったけど、今度お店に行こうっと。
井上さんは天五中崎商店街から少し外れた路地で「イノ」って喫茶店やってはります。
ここが、路地から、建物から、内装から、食器から、かかってる音楽まで、
もちろん、メインのカレーも含め、最高の場所なんです!
皆さん、是非一度、行ってみてください。
※イノは2020年10月現在、京都の浄土寺に移転されて、営業されております。

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