アマフェス・リベンジ!(11月3日)。

この3連休で、隠岐島、中ノ島の海士町で開催されたアマフェスに行ってきた。
5年前、行く予定にしてたのに、
直前に胸膜炎で緊急入院になって、行けなかったフェス、
遠藤ミチロウさんに遭える最後のチャンスだったのに。

おまけに、2020年4月、ライブを仕込んで行こうとしてたのに、
緊急事態宣言で断念した海士町。
「今回こそは、三度目の正直!」と、
むちゃくちゃ楽しみにしてた遠征であった。

隠岐島へは、ルートとしては飛行機、列車、長距離バスの3ルートがあるのだけど、
空港は、海士町のある島前ではなく、島後なので、
どっちみち船に乗らんとあかんし、
列車やと、乗り物酔いに弱いワシにとっては天敵の「やくも」に乗らんとあかん。
しかも、値段的には、バス:列車:飛行機が1:2:4くらいの値段。
当然、ワシはバスを選んだ。
二週間くらい前に、梅田からの便を予約しようとすると、
既に売り切れ。
なんとか、難波OCAT発の便が押さえられたので、
久しぶりに早起きして、8時20分発の米子行きバスに余裕で間に合った。

のに、さすが3連休、中国道に乗るまで、乗ってからしばらくは、大渋滞、
やっと、スムーズに動き出して、ホッとしてたら、
美作あたりで、工事中、車線規制で、ビクともしなくなった。
運転手さんの判断で下道降りて、しばらく行く。

予定より、1時間以上遅れて、大山が見えてくる。

ああ、6年ぶりやろか?
なんか見るだけで嬉しくなってくるなあ。

とか、ゆーてる余裕はない。
Googleマップさんに聞くと、
米子から、バスでは境港発隠岐島行きのフェリーに間に合わない。
列車でも、7分前くらいの到着予定。
これは危ない。
この便を逃すと、もう明日まで、隠岐島には渡れない。
もうタクシーしかないではないか!
幸い、今回は、谷口くんと同行してた。
良かった〜〜!タクシー、半額で済む。

ほんまは、米子の駅近くか、境港で、
魚食うて、旅行モードに入るつもりやったんやけど、
そんな時間、あるわけもない。
米子から境港までタクシーなんて、初めてで、
どれくらいかかるんかわからんけど、
とりあえず、乗り込む。

あ!ベタ踏坂!この辺り詳しくないらしい谷口くんに解説するが、
丸っきり興味なさそう。
手応えないやっちゃ!(笑)

さすがにタクシーだと、出航20分くらい前に境港のフェリー乗り場に到着できた。
昼飯食ってないので、せめてお弁当、思うけど、
そんなのも売ってないねんな。
かまぼこをとりあえず買うか。

お!アイリッシュミュージックパーティご一行さま、
ハッチェル4ご一行とは、
「偶然っすね〜〜!どちらへ行かれるんですか?」とかアホなことを言い合う。
おおお!ピコさん。
お馴染みのメンバーが集まってる。
まあ、みんなこの船で行くやろなあ。

良元優作くんもおった!
なんか焦ってるぞ!
「車、止めなあかんのです!ギターと、この荷物、持っていってください!!」
って、優作くん、昨日蒜山でライブやったんちゃうん?
なんで、こんな直前やねん!
荷物、めっちゃ重いなあ。
「一人10キロまで」とか書いてたで。
乗れんかったら、どうしてくれるねん!
それより、今から車止めて、フェリー乗れるんかいな?

仕方なく、でかい荷物、谷口くんと手分けして持ち込む。
乗船口で止められることはなかった。
ホッ。
出航して、しばらくして優作くんからも電話あった。
無事乗れたらしい。
ホッ。


けっこうええ天気なんで、甲板で景色を楽しむ。
風がええ気持ち。

美保関、また行きたいなあ。
仕事も絡んで、よくきてた頃の記憶が、
いろいろ蘇ってくる。
誰かに話したい気分やけど、
谷口くんにゆーても、また甲斐なさそうなんで、やめとく。

フェリーは美保関灯台を、コンパスの中心点のように、
島根半島を回り込む。

港付近でないところで、こんな大きな船が、
こんな急旋回するのって、
ワシはあまり知らん。
ちょうど、真後ろに太陽があって、
弧を描く航跡が頭に焼き付く。

外洋にでると、船が揺れ始める。
ちょっと乗り物酔いが不安になってきた。
座りに行こう、と休憩室に入ると、
アイリッシュミュージックパーティが、リハしてた。
うわ〜〜〜!船に乗りながら、
こんなん聴けるん??
めっちゃええやん!
その横では、ハッチさんと優作くんがなんか喋ってる。
あまり観たことのない組み合わせ。
けど、豪華やなあ!

混ざって、飲みながらわ〜わ〜ゆう。
ああ!楽しい!!
しかもバックには極上の音楽。
もうワシ的にはフェス始まってるやん!

酒買いに行こうとすると、優作くんが、
「あ、僕のも買ってきてもろてええですか?」言うので、
「おごりますよ!荷物まで運ばせていただいたんやから」言うと、
大笑いしながら、ワシの分も出してくれた。
ゆーてみるもんやな。
って、ずっと年下のミュージシャンにおごってもらうワシ。

ちょうど、夕日が島影に沈む頃、船は西ノ島、別府港に到着。
小型船に乗り換えて、中ノ島を目指す。

なんだか無茶苦茶豪華な客席。

ここまで運んでくれたフェリーを見送りながら、船は進む。
船に乗る旅って、なんか旅情が1.5倍くらい増すんよなあ。
特に船から観る夕日は、別になんも悲しいことないのに、
胸がチクチクしやがる。
さっきまで、アホなことゆーて大笑いしてたくせに。

菱浦港に優作くんを迎えにきてた車に荷物を乗せると、
空いてるから、車で旅館まで送ってくれると言う。
近いけど、荷物あるんで助かった。

旅館は、海沿い、菱浦港まで歩いて10分くらいの場所。
うんうん、なかなかええ感じやな。
荷物を置いて、すぐ出かける。
菱浦港で、前夜祭のビアフェスタがあるらしい。

前夜祭の出演者はアイリッシュミュージックパーティ。
ああ、だから船内でリハしてたんやな。

ビール飲みながら、アイリッシュを生で聴く。
会場のすぐ横は海。
大人も、子どもも、なんか嬉しそうに手拍子。
ほんまにアイルランドの港町におるみたいやなあ!
こんな場所で、こんな時間過ごすのって、
多分初めてちゃうやろか。

海から気持ちいい風が吹いてくる。
まるでその風に運ばれてきたこのように、
音楽が聴こえてくる。
こんなに自然に、空気の中に音楽がある。
最高やな。

最後は、アイリッシュダンスパーティ!
これは気持ちええわ〜〜〜!

※この動画は、トシバウロンさんにご提供頂きました。

8時過ぎには、終了したので、
9時までやってると書いてあった宿の近くの居酒屋に行ってみるが、
「今日はもうお終い」とのこと。
小腹が空いてたし、この島にはコンビニもないので、
朝まで持つやろか?と少し心配になる。
フェリー乗る前に買ったかまぼこが一個余ってたか。

ワシが先に、谷口くんと交代で風呂に入ったんだが、
谷口くんが戻った時には、もう寝てたらしい。
朝早かったとは言え、9時頃寝たのって、
2年前の入院以来ですわ〜。

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