ムジカの福2024〜ふちふなエット。
ムジカの福はワシの福でもあるなあ。
昨日、日曜日は、Ettさんとふちがみとふなとさんのムジカジャポニカ・ライブ。
ほんま福にまみれた夜だった。
【福、その1】
まずは、めっちゃ名古屋な「金鯱ヨーデル」に乗って、
Ettさん登場!
Ettさん、音楽はもちろんええんやけど、
スカしたような引き算の面白さが、ワシにはツボりまくる。
そして、どこにもささくれだったところのない、
丸くて柔らかくて優しい羽毛のような、
ちょっと和の混じった音楽が、
逆にワシの心には突き刺さって行くのだった。
初めて聴く「メンバー紹介ソング」は、
渓さんがボーカル、さゆりさんがギターと、
場所を入れ替えて(笑)
やっぱりヨーデルか、渓さん、ほんまヨーデルブームなんやなー。
「3年後にはギター弾いてないかも」らしいです。
ギタリストから、ヨーデラーへ転身か(笑)
明るいメンバー紹介ソングのヨーデルから一転して悲しい歌、
ゆーたけど、これひたすらおもろいやん!
「砂丘」の歌。
「かたつむり」も、何回聴いても笑うてまう。
最高!
Ettのレパートリーで最高のパンクソングやと思います。
「使う時はなんでないの」もう共感しかない!
ワシ、ほんまにこの日、出かける前に、
家の鍵、5分ほど探した。
「見てたんか!」と思うほどのタイミングに、腹抱えて笑う。
しかも途中でツェッペリンの「移民の歌」混じる。
おもろい!たまらん!
「さよなら小径」も、優しい歌やなあ。
うちの実家の風呂は、うちより全然進化してて、
柔らかくて、冷たくないのだが、
実家で風呂に入るとき、
「この感触ってなんかに似てるなあ」思って
「あ!」と思い出したのがE ttの音楽だった。
いやあ、昨日は、聴いたことのない歌、
たくさん聴けて、ほんま幸せでした。
【福、その2】
そして、ふちがみとふなとさん
ほんまに最高の組み合わせ。
ああ、やっぱりふちふなもいい!
二組で、ワシ固くなってる部分を全部ほぐしてくれる。
体はともかく、心はもうふにゃふにゃ。
けど、ふちふなさんの歌は、
ゆーてることとかやってること、考えてることまで、
ワシ過ぎて、ときどき、嬉しいような、悲しいような
変な気持ちにもなったりする。
でも、聴かずには、おれんのよな。
ちょい日常のアホらしい場面に、おどろおどろしいメロディと、
フリージャズみたいなコントラバス。
ああええわー!
おお!渡さんの「火吹竹」!
しんみり冬が積もって行くなあ。
ふちふな的にはジュリーの「サムライ」が冬の曲らしい。
「歌詞に冬の光景があるから」、と。
あったかなあ?
途中で今日初のミラーボール。
わはは!ええぞええぞ!
「部屋から出たなら冷たい木枯らし」ここか!
「ルー」て上野茂都さんの曲やったんや!
Ettさんも上野さんの歌、やってたなあ。
純子さん曰く上野さんは「食べ物の曲か困った曲しか作らない」らしい。
気が付かんかったけど、そーなんや。
確かに、つれれこ社中でも「肉屋」とか「炊事節」とか、
食べ物の曲、やってはったな。
けど、昨日は、そうではない新機軸、「庭の木」。
むっちゃええ!
船戸さん、黙々と弾いてはるけど、
音量調整とか、なんかすごく細やかで、ベース一本で、
歌の世界を広げていく。
ほんま、すごい。
ふちふなさんの曲聴いてると、
「こんなことが歌になるんか?」とびっくりすることがある。
ふちふなさんにかかれば、ワシのくだらない日常でも、なんでも、
名曲になるんちゃうやろか?思ってしまう。
何十回も観てるのに、いまだに、毎回、驚かされる。
すげえなあ。
【福、その3】
そして、共演。
嗚呼至福。
この二組の相性はすげえなあ。
もうひとつのバンドにしか思えない。
令和の日本のABBAってことにしときましょう。
男女構成だけの話ですな。
ちゃいましたか。
すみません。
さゆりさんの発言、
「こないだ福岡にツアー行ったけど、ふちふなさんの残り香だらけでした」(笑)
さゆりさんの「のいるこいる愛」から一緒に作った「健康が一番」(笑)。
のいるさん役は、渓さんらしいっす(笑)
その後、すごくしっとり終わったけど、
アンコールはモロ師岡さんの「精神年齢十四歳」(笑)
この歌も、ワシ過ぎて、背骨が痛くなるほど、笑うんですが、
なんかキュンともしてしまうんすよね〜〜。
ダブルアンコール、
なんかあると思って、出てきたけど、
実は全部やっちゃってて、ステージ上で相談(笑)
「歯磨きの唄」になったようです。
この二組らしい、ほのぼのとした終わりでございました。
恒例、「ふなとさんの今日のTシャツ」はこちらです。
チャンキー松本さんの「ひげとパンダ」ふなとバージョン。
タンクトップの背中に「ふなと」と書いてあります。
奇しくも、今発売中のビッグコミックオリジナルから、
連載始まったらしいです。
いやあ、ほんまに福だらけの、よい夜でした。
めっちゃ気分よかったのに、
なんとか泥酔せず、ほろ酔いで帰って、
ぐっすり寝て、朝を迎え、
「昨日はええ夜やった!」と泥酔反省もなく思えたことも、
ワシ的には、おまけ福でございました。