水都スウィング今昔・大実演会@大阪大学中之島芸術センター。

日曜3連チャン、二つ目は、なんと!大学での開催。
と言っても、お馴染みの吉田寮でも西部講堂でも、
どこかの学祭でもない。
大阪大学の中之島芸術センター。
めっちゃ綺麗で、ちゃんとした会場で、
お客さんも、いつもワシがライブで会う人たちとはずいぶん違って、
ちょっと腰が引ける。

それもそのはず、同じ建物で開催されてる企画展、
服部良一と笠置シヅ子:花開く大阪音曲」の関連イベント、
水都スウィング今昔・大実演会」。
今、朝の連ドラで「ブギウギ」が放送中なのもあって、
老若男女、会場は満席の賑わいだった。

バンドが演奏する、スウィングバージョンの道頓堀行進曲に乗って登場したのは、
輪島先生。
輪島さん、ちょっと緊張してますかー!
挨拶がぎこちないですよ〜(笑)

バックには、クラリネットの山下拓郎くんや、
コントラバスの斎藤一郎くんなどクラスとの知った顔も。

おーボーカルで、リボルバーナオコさん入って来て、
「プギウギ」のナンバー始まる。
ダンサーまで出てきて、華やか!
お、ドラマでは来週登場のはずの「買い物ブギ」まで飛び出した。

この曲の抑揚、関西弁とぴったりあっててすごいけど、
この動画も、すごいよなあ。
こんな少ないカット数で、カメラワークとか計算され尽くしてる。
「当時、クレーンやドリーあったんやろうか」とか、
「ワンカットで繋ぎたかったんやろうけど、
フィルムのフィート数で、カット割らなあかんかったんかもな」とか
「笠置シヅ子さんはじめ、演者の動きも自然で、カメラがそれを完璧に捉えてるなあ、
むっちゃリハやったんやろな」とか、
いろいろ考えてしまった。

朝ドラ観てても感じるんやが、笠置さんの曲、どの曲聴いても、
ワシ頭の中で笠置シヅ子さんに変換しながら聴いてるんよなー(笑)
YouTubeや、少ない音源で聴いた笠置シヅ子さんの声に、
自動変換される装置が脳内にできてしまってる。
それだけに「一度は生で聴きたかったなあー」と本気で思う。

輪島さんのお話、「笠置シヅ子さんもジャズも、
演芸のひとつとして捉えるべき」むっちゃ納得。

で、音曲漫才「メルシーズ」が登場、
って一人は、拓郎くんやないか!
謎かけ漫才、ちょいおもろい(笑)
「大阪ブギ」に続いては拓郎くん、
サッチモものまねで「素晴らしきこの世界」、
歌うより唸る(笑)
拓郎くん、モノマネいろいろ振られて、すべてに応える。
こんな芸達者やったっけ?(笑)

ラストはエノケンさんの「月光値千金」。
ああ、この曲好きやなあ。

そして全員出てきて、今日のある意味、目玉、
幻の「神戸ブギ」の復活演奏。
まずは輪島さんの解説。
服部良一先生の遺された楽譜が、近年見つかったらしい。

そして、おお!輪島先生も鍵盤を!
「朝ドラでやってるから」ってだけやなく、
ブギという音楽が、ほんまに子どもから大人まで、
世代を超えて、伝わるもんなんやなあ、思う。
やっぱり頭やなく、体に訴えかける音楽は強い。

休憩時間のついでに別フロアでやってる展示を観に行く。
ここも丁寧にわかりやすく展示してあった。
「さすが輪島さん!」

この建物は、中之島美術館のすぐ隣。
中之島美術館でもなんかイベントやってるみたいやな。
モネ展、行きたいんやけど、連休中は、絶対混んでるから、
この日は我慢。

休憩の後も、ワシはゆっくり展示を観てたんやけど、
その間、ライブ会場では、生演奏によるダンス教室が開かれてた。
ワシが、展示観終わって戻っても、まだ楽しそうにやってはった。
残った50人くらいの観客は、ただ黙々とレッスンを見ている。
なんか不思議な世界(笑)    

演奏の二部は「神戸ブギ」のアレンジ違い、アップテンポで。
ステージ前のスペースでは、ダンス自由っす。

ゆっくりテンポの曲だと、寝落ちしたくなる心地よさ。
おお「上海リル」、めっちゃ久しぶりに聴くなあ。
吉田日出子さん、一時、聴きまくってたなあ。

ためのある艶っぽい演奏!
昔行った、外灘の風景が浮かんできます。

またフルメンバーで「泣かせてちょうだい」。
拓郎くんの軽やかなクラリネット、すごくええわー。
ラストは「東京ブギウギ」に続いて、
アンコールの「ヘイヘイブギー」。
確かにアンコール向きやなあ!

思った以上に長時間の分厚いイベントでございました!
輪島さん、皆さん、ありがとうございました。
お疲れさまでした!

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