バラッドショット、AZUMI、バラズミ@レインコート。

うううう!二日たった今でも、
思い出すと体が熱くなって来る。
まさに「衝撃」と言っていい、すごいライブであった。

21日の木曜、十三のレインコートで、初めてのバラッドショット。
橋の下で観逃したんで、めっちゃ観たかったバンド。

一曲目から、福島県相馬の民謡をめっちゃ力強く。
かっこええ!
一曲目から掴まれる。
いや持ってかれる。投げ飛ばされる。

アイルランド民謡やっても、染み出してくる、ヤマトっぽさ。
荒っぽい、男臭い音に、そーゆーのが香るって、むちゃくちゃ好きですわ〜。
自分たちと向き合ってるから、こういう音楽になるんやろな、
と理屈ぶっ飛ばして、体感した。

お!左のギターの人、
昨日、優作くんが着てた「戦争放棄」の色違いTシャツ、着てはる。

東京から観に来てるお客さんも多いみたいで、
みんな歌ってはりますわー。
歌いたくなる気持ち、めっちゃわかる!
「四苦八苦ロック」ごろもええなあ。
大阪万博アホらしいって曲に、
オリンピック音頭混じってるのもええなあ。
東京オリンピックも一緒にこき下ろしてるみたいで。

もう好きなことしか見つからん。
荒っぽくて威勢ええけど、
演奏は、すげえ丁寧で、意外とリリカルな音、出してはる。
基本的なクオリティが高く感じるのは、この辺かもしれんなあ。
ギターだけ聴いてるとアズテックカメラとか、あの辺のきれいなギター思い出したり。

なんかメロディラインや歌詞のスタンス、浅川マキっぽい曲もあって、
ワシの好きな音の系譜を引いてる気がして、余計嬉しくなる。

元歌がカニコーセンくんとけっこう重なってるなー。
男たちのユニゾン合いの手、労働歌っぽくて、ええなあ!
労働歌っぽいところに加えて、
アイリッシュっぽいとこもあって、「フィッシャーマンズソング」も思い出した。

なんかここにサックスかペットか、管楽器、入ったん聴いてみたいなあ。
バルカンプラスとかがバックにあっても、
絶対おもろくなりそう。

ああ、もう頭にポーグス、出てきた!
好き過ぎる!
去年逝ってしまったシェイン、
極西の島国を愛したシェインに、
極東の島国に、こんなバンドがあることを
教えたら、喜ぶやろなあ。

メッセージ性の強い歌ばかりなんで、
殺されるつもりで大阪来はったらしいけど、
主張も「そやなそやな」ばかりで、
「これはちゃうな」はなかった。

もう一点の曇りもなく「好き」と断言できる音楽でした。

実はときどき、音楽がほんまに好きなんか、
習慣になってるから、他にやることないから、ライブ行ってるのか、
わからなくなることもあるんだけど、
こういうの観ると「ああワシ音楽、やっぱり好きなんや!ライブ行きたいんや」と確認できる。

最後の方のメドレーのラストのジャックナイフの歌が、すごかった。
文字通り、ワシの心にまっすぐ突き刺さった。

そして、対バンはAZUMIさん!
最高な組み合わせやな。
そもそもAZUMIさんが、バラッドショット、レインコートに連れて来てくれたみたいっす!
ありがとうございます!!

で、「アメージンググレース」のインストからのインストメドレーー。
なんか彼岸の先から聴こえてくる音のような気がした。
ちょうどお彼岸の次の日だったからか、
逝ってしまった人たちが頭に浮かんできた。

で、この日の昼間は「リトル・リチャード」の映画、観てたんで、
ゴスペル時代のリトル・リチャードとも繋がって、
より厳かに感じてしもた。
かたや激しく、かたや厳かやけど、
同じもんが底に流れてるのを感じる。

お!こないだ惜しくも発売終了になってしまった明治チェルシーのCMソング、
混じってるけど、あれって、なんか元歌あるんやろか?
これも、なんかお彼岸っぽいな。
ある意味、チェルシーも彼岸にいかれたってことで(笑)

AZUMIさんのこのインストメドレースタイル、
聴くたびに、どんどん深まって来てる気がするけど、
深まるたびにパンクになってる気がするんよなー。
完全に心泳がして、浮かんでくるその時やりたいことと向き合って、
忠実に出て来たもんを形にする。
心と音楽が、完全に一体になった状態。
テクニックや知識ないとできないことやけど、
虚飾なく、自分に忠実、丸裸の自分を曝け出す、
ってとこが、すごくパンクなんやと思う。

で、今日、初めて出て来た歌詞はダーティーオールドタウン!
AZUMIさんのソロは、なんかどんどん俳句に近づいてるような気もするなあ。
根拠はないけど。

で、共演のバラズミ!
AZUMIさん、めっちゃ楽しそう!
迫力が、桁違いや!
めっちゃええ!
おお!これは「まつろわぬ民」か!
めっちあええ!

世代は違っても「初期衝動」を共有してて、
その時点に立ち戻ると、年齢なんか、関係なくなるんやろな。
楽しいー!嬉しい!なんか涙出てきそうになる。

初期衝動まみれのリトル・リチャード観てきたから、
なんか繋がってる気もする。

おおおおおお!「播州平野に黄砂が降る」!!
めっちゃ嬉しいサプライズ!!
カニコーセンくんに教えてあげたい!

ミチロウさん思い出したのは、
スタイルのパンクではなくて、
姿勢が、パンクやからなんやろなー。
ギター3本で、ベースレスで、打楽器はジャンベだけやけど、
何も足りんもんがない。

こんなかっこよくて、ぶっとい音出せるんやなー。
うおおお!「メシ喰わせろ」!
おお「何も考えない」素晴らしい!!
すげえ盛り上がり!
あべのぼるさんの歌でこんな盛り上がるんが嬉しいわー。

ラストは『「レイニーナイト」in十三』。
間奏は、ポーグスの「夏の日のシャム」混じってるんかな?
嬉しい!

ほんまにほんまに、ええライブ!
バラッドショットも良かったけど、
あのバンドの良さを見抜いて、
一緒のテンションでやれるアズミさんも、ほんまにすごい!

バラズミ、ほんまにずっとバンドとして活動してほしい、
すごいライブやったなあ。

なんだか興奮しまくって、
ライブあと、初対面やのにメンバーの方と、
お話させて頂いて、
さらに興奮して、
泥酔して、
ジャンパー忘れて帰ったアホは、
このワシでございます。

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