音楽アニメで、こんなにドキドキするとは思わなかった。BBBムービー「BLUE GIANT」。
劇場公開で観逃してて「しまった〜〜!」と思ってた映画が、
アマプラで無料で観られたので、すかさず拝見。
ああ、むちゃくちゃ良かった!
やっぱり劇場で観るべきやった!
原作、途中までは読んでたので、ちょっとビクビクしながら観た。
漫画原作のアニメーションって、声やはしょり方で裏切られた気になることがある。
しかも音楽もの。
原作読んでたときと全然違う音がしたら、どうしよう、とか思いながら観た。
結果、大きく違ってた!
ええ方に!
ああ、ワシの想像してた音って、なんて小さかったんやろう。
映画観たことで、初めて「こんな音が鳴ってたのか!」と思えた。
しかも、そのライブシーンのアニメーション表現が素晴らしかった。
大変、僭越ながら、ある意味の既視感があった。
ワシもええ音楽聴いてる時、
なんか抽象的な光の洪水に溺れてたり、
大きな渦に揉まれてるように感じることがあるので、
「あああ、この感じ!知ってる!!」と思ってしまった。
こんなことがビジュアル化されること、あるなんて思ってもみなかったので、
本当にびっくりしてしまった。
けど、こんなすげえ演奏できるプレイヤーが、
映画のストーリーに合わせて、
わざと下手に演奏してたりもするんかな?
と、そのシーンを想像すると、
少し微笑ましくもあった。
そしてストーリーも素晴らしかった。
あの長い原作を、掻い摘みながら組み立て直して、
映画ではストーリー化されてない、
この後のことも想像させる脚本は、
ほんまに素晴らしいなあ、思った。
きっと、ジャズや、音楽そのものに興味ない人にも、
ドキドキする青春映画として、観てもらえる気がした。
けど、この映画きっかけで、一人でもジャズ好きになったり、
ジャズプレイヤー目指す人が出てきたら、
すげえ嬉しいことやなあ、とも思った。
最近根気がなくて、長編漫画、挫折してしまうことが多いけど、
もう一度、初めから読み直してみたくなった。