映画「ニューヨーク公共図書館」。
映画「ニューヨーク公共図書館」を鑑賞。
図書館は、単なる本を保管する場所ではなく、
民衆が知識を得る場所なんやなあ。
だからこそ、本を貸すだけやなく、
講演や幼児教育やパソコンの
貸出みたいなことをやってるんやな。
特に、他の手段で知識を得難い
低所得層には、なくてはならない施設なんや。
だからこそ、民主主義の砦で、
焚書坑儒とは反対語みたいな存在なんや。
どこかの国みたいに、丸ごと民間委託したり、
保管場所に困って蔵書まとめて焼く、
みたいな行為は、民主主義が根付いてなく、
「民主主義国家の公共団体は図書館を作るもの」という
形から入ってるから、やってまうことなんかもしれんな。
せやけど、途中休憩挟んだものの3時間半くらいの上映時間は辛かったわ。
この図書館がすごいのは、
基本的価値を「蔵書の貸し出し」ではなく、
「人々(どちらかというと弱者中心に)に、知識を提供する」
というところに置いたことやと思う。
だから必然的に、いろんな施策が出てくる。
イノベーションのためのイノベーションじゃなくて、
目的のためには、ときにはイノベーションも必要、
だけど限られた予算でやるには、工夫の方がもっと大事、
という位置関係やないかと思った。