親父の歌。

久しぶりに親父の夢を見た。‬
‪親父は歌が上手い方ではなかったが‬
あの世で上達したのか
「雨を慕いて」という曲を‬
‪消え入りそうな小さな声で歌ってくれた。‬
‪「影を慕いて」に似た‬
‪古賀メロディぽいその曲は、絶品で、‬
‪ワシは嗚咽しそうになるのだが‬、
‪自分の声で親父の声が聞こえなくなるのが嫌で、‬
‪嗚咽をかみ殺すのであった。‬

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