映画「ヤコブへの手紙」。

それぞれの場面が美しい。
フィンランドの映画だが、
わびさびの境地に近いかもしれない。
それが、ただ美しいだけでなく、
物語を踏まえて、計算しつくされているので、
美しいだけでなく、納得のいく絵になってるのだな。

ストーリー的にはキリスト教的な、
神と人と、祈りと赦し、そして救いの物語なので、
キリスト教徒でない日本人には理解しにくいかと思ってたら、
もっと自然で根本的な人間の感情の物語だったので、
なんのギャップもなく、受け入れられた。
囚われ人も、神職者も、同じように祈り、
赦され、救いを求めている。
そういう意味で、神職者が神父ではなく、
牧師だったのは、なるほどなあ、と思った。
フィンランドの宗教のこと、
全然知らんので、勘違いかもしれんけど。
観終わったあとの、なんとも清清しい気持ち。
ええ映画に出会えた。

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