映画「鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言」。

「そんなことしたら木が泣きよります」
すごい人が日本にはいた。
千年、その先を考え、建物を作る。

西岡さんの話ではないが、10数年前、
室生寺の五重塔が台風で半壊した時、
修理した宮大工が屋根裏から室町時代に
修理した宮大工の伝言を発見したらしい。
文章の細かいところは忘れてしまったが大意は
「ここのところの修理の仕方がどうしてもわからない。
とりあえず、こうしておくが、後世ここを直すことになる
宮大工へ。もっと良い方法が、創建当時の方法が
あるはずなので、それを探って欲しい」。

すごい仕事だと思う。日本を救うのは、
こういう技術かもしれないと根拠もなく思ってしまう。

最後の宮大工と言われた西岡常一のドキュメンタリー映画、
大阪では土曜からガーデンシネマで。

映画に感動して、その足で薬師寺に向かう。

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