映画「鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言」。

「そんなことしたら木が泣きよります」
すごい人が日本にはいた。
千年、その先を考え、建物を作る。

西岡さんの話ではないが、10数年前、
室生寺の五重塔が台風で半壊した時、
修理した宮大工が屋根裏から
室町時代に同じ塔を修理した
宮大工の伝言を発見したらしい。

文章の細かいところは忘れてしまったが大意は
「ここのところの修理の仕方がどうしてもわからない。
とりあえず、こうしておくが、後世ここを直すことになる
宮大工へ。もっと良い方法が、創建当時の方法が
あるはずなので、それを探って欲しい」。

すごい仕事だと思う。日本を救うのは、
こういう技術かもしれないと根拠もなく思ってしまう。

最後の宮大工と言われた西岡常一のドキュメンタリー映画、
大阪では土曜からガーデンシネマで。

映画に感動して、その足で薬師寺に向かう。

ワシの心の師匠に「常一」さんは、二人いる。
ひとりは「つねいち」さん、民俗学者の宮本常一さん。
もう一人が、11年前に映画を観た「つねかず」さん、
宮大工の西岡常一さん。
映画観て、その足で薬師寺に向かうほど感動した。

このお二人に「鈴木常吉」さん、加えて、
ワシの「三大常師」とする。
(20240531記)

島田さんに教えてもらうまで気づきませんでした。
音楽は佐原一哉さん。
(20240531記)

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