マイク・リーの映画二本。「家族の庭」「人生は、時々晴れ」。

「ヴェラ・ドレイク」がすごく良かったので、
マイク・リーの映画をDVDで2本まとめて見た。
1本目に見た「家族の庭」は何とも後味の悪い映画だったなあ。
なんだかうまくいってる家族の幸福感を描くことで、
うまくいってない人間の孤独さを引き立たせようとしたのか。
うまくいってない人間はみんな煙草を吸って、料理が不得意っていう
図式的な見せ方も、どうかなあ、と思った。

2本目に見た「人生は、時々晴れ」は、気持ちのいい映画だった。
バラバラで心を閉ざしてる家族が、少しまとまる兆しを見つけて終わる。

2本とも、人間の孤独と、それをなだめられるのは、家族しかいない、
って、同じテーマだとは思うんだけど、
「家族の庭」が2010年、「人生は、時々晴れ」は2002年、
このテーマの描き方の方法が他になくなって来たのか、
年取って辛辣になってしまったのか、自分の幸福の条件が露になってきたのか。

とにかく、この順番で見て、ほんまに良かった。
逆だったら、かなりきつい気分で寝ることになってたやろなあ。

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