鈴木常吉「ダーティーオールドタウン」をワシ訳してみた。

10時も過ぎりゃ真っ暗になる町、
小便くさい工場の壁
そんな道で初めてのキスをした
どぐされた俺の町、
生まれてから一歩も出たことのない
そういう町。

出て行こうとしたこともある。
舞いあがるホコリが春を教えて、何とかしろ、と語りかけたから。
とりあえず切符を買って夜汽車に乗った
ランプが何度も汽車を横切る、
うつ向いてばかりいてたのかな、
傷病兵の義足や薬売りのくたびれた革靴ばかりが頭に残っている
気が付いたら、俺はあの町に戻っていた。

そして、この町で、幼なじみと言や、聞こえはいいが、
他にいないだけか、あいつと一緒になる。

そこそこ料理もうまいし、具合も悪くない。
スープは絶品で、どこに出しても恥ずかしくない。
でも結局俺はこの町で死んで行くんだな。

そして俺のせがれもおんなじようなことを考えて、
一度は町を出て行こうとして、折れて、またこの町で生きていくんだろうな。
どぐされたこの町で。

ダーティオールドタウンという歌が大好きだ。
鈴木常吉の歌う、その歌が絶品だと思う。
自分がその歌をどう聞いてるのか、知りたくなって、訳してみた。
日本語を日本語に訳すってのも変な話だが。

9年前、鈴木常吉さんの「ダーティー・オールド・タウン」の歌詞を、
ワシなりに膨らまして、超訳してみた。
日本語→日本語の訳やけど。
この歌だけで映画になるなあ、思った。
実は、訳しきれてない部分も、多々ある。
ほんまに深い歌や。
(20220210記)

この曲はアルバム「望郷」に収録されてます。

今思えば、原曲の「kiss my girl」を
「あの娘の肩に手を回した」と訳した、
鈴木常吉さんの日本人的感性を、尊重すべきだった。
(20250212記)

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