首里城を思う。
年月を遡りつつ、ブログを整理してて、ようやく昨年10月に取り掛かる。
(どんだけ時間かかってるねん!)
当然、あの話に行き当たる。
もう十年近く行ってないけど、心のどこかには、いつも置いていたと思う
あの場所の消滅に、強い衝撃を受けた。
たとえば、大阪城がなくなったら、通天閣が消えたら、
清水寺の舞台が落ちたら、金閣寺が再び燃えたら。
やはり10年行ってないとこもあるけど、その喪失感は凄いだろう。
ましてや、去年やっと復旧工事が完成したばかり。
ワシも「全貌を観に次回は久しぶりに行ってみるか」と思ってた矢先の。
観光被害で周辺の住民は迷惑してたって話も聞くけど、
それは別の問題として、やはり沖縄には首里城があってほしい。
観光客より、沖縄の人のために、心の拠り所は、あってほしい。
あって当然だと思う。
今までもいくつかの形で募金など協力してきたが、
今からできることはないかと、いろいろググってみた。
4月始まりの復興支援のカレンダーを見つける。
あの時期の事件、1月には間に合わなかったんやろな。
ワシも、この4月から、新しい生活に入るのでちょうどいい。
もう家にカレンダー貼る場所、
トイレか洗面所くらいしかないのだが、これは買っておこう。
沖縄タイムスから出版されてる火災の状況と首里城の歴史を掲載した
報道写真集と一緒に購入した。
何度も事故や戦災で消失し、その度に復活してきた首里城。
きっと、また復活してくれるだろう。
人類も、今の危機を乗り越えていくだろう。
報道写真集を読みながら、そのふたつが頭の中で混じり合っていく。
今まで首里城のことを思うと悲しみしかなかったのだが、
少し、元気が出てきた気がするのが、不思議だった。