知久寿焼ソロ@ムジカジャポニカ。

今夜はなんとなく橋の下前夜祭。
ムジカで知久さんソロ。
いきなり「オルガン」から。
♪〜僕が死んだ日〜の歌詞は
初めて聴いたとき、衝撃受けたなあ。
二曲目も大好きな「金魚鉢」。

知久さんの特徴と言えば、
なんと言ってもあの声だけど、
それを支える音程含めての歌唱技術と、
リリカルな演奏と、
知久さんにしか書けないあの歌詞、
すべてを漏らさず、全体を楽しみたい。

それにしても、たいそうな完成度やと思う。
しかも、そのひとつひとつから全体まで、
誰にも、何にも、似てないのがすごい。
もう知久さんワンアンドオンリーの世界やなあ。
と、前々から思ってたことを改めて思う。
知らない歌でも、同じことを感じて、
ウットリしてたりする。
「もののけ番外地」も好き。
もし誰かが木村さんに代わって
「ゲゲゲの鬼太郎」歌うとしたら、
知久さんしかおらんなー。
「セシウムと少女」は、ほんと名曲。
あの事故を、こんな風な視点で歌うって、
ほんまにあり得んくらいすごい!

一部のラストは、やった!
「うどんスープの歌」や!!

2部はウクレレで。
知久さんの曲は、死をテーマにしたもの、
孤独や不在を歌うものなども、いろいろあるが、
それが、だいたい子どもをモチーフに
してるものであるところが、
すごく「らしく」て、面白いなあ。
曰く「僕が死んだ日、おじいさんは…」
曰く「生まれつき体のない子どもたち」
曰く「いなくなるために、いる」。
そして次に出てくるのは、おじいさんたち。
いわゆる大人がポッカリ欠落してるところが、
知久さんらしい。

「月が見てたよ」は、たまらんくらい、
美して、優しい曲。
小さきもの、名も無きものへの目線が
優しくて、美しい。
名前が先にあって、愛があるんじゃなくて、
愛は名前がなくても存在しうるんだなあ、
とかちょい哲学的なこと、考えてもた。

らんちうは、20年以上聴いてるけど、
今だに新鮮でおもろい歌やなあ。

ダブルアンコールで約2時間半。
たっぷり知久さん三昧の夜でしたー。

ちなみに知久さんは橋の下にも出るので、
またすぐ会える♪
そして、せい子さんも明日橋の下。
なんかツアー一緒に廻ってるみたいや。
なんも働いてないのは、
ワシだけやけど。

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