血縁キャバレー@ムジカジャポニカ。

恐ろしい姉弟妹(キョーダイ)も、この世にいたもんです。
歌うたいの長女、中ムラサトコさん、芝居脚本家の井上志保さん、
ヴォードビリアンに上の助空五郎くん、バーレスクダンサーのライスディアンソーレさんの
飛騨高山が生んだ4キョーダイの血縁キャバレーに、昨日行ってきました。
「血縁キャバレー」、めっちゃいいネーミングやな!

次女が脚本書いて、長女と長男が歌・演奏して、三女が踊る!
宴会好きのご両親に子ども時代から仕込まれたらしい。
いや、仕込まれたというより、強制されたにかも(笑)
芸能英才教育。
それが、ことごとく成功してるとは、
親もすごいが、子もすごいなあ。

「いわいめでた」から始まりました。
なんて由緒正しい宴会!

続いては、空ちゃんが歌い、サトコさんがコーラスを付ける。
この二人の共演、ワシが目にするのは、もう10年くらい前、
旧ムジカジャポニカで開催された「ムーンライトキャバレー」以来。

一人でも極楽やのに、二人重なるともう、もう!
タップも飛び出し、極上のショー、始まりました。

空ちゃん、自分のこと、ふゆう層やと思ってるらしい。
ふわふわしてるんで「浮遊層」(笑)
極楽演奏&声に、痛烈なユーモアまじえた社会風刺、
ああ本物の舞台芸!
サトコさんの鳥の声の鳴き分け、上手いんやけど、なんかおもろい(笑)
MCは笑いながらの姉弟喧嘩の様相(笑)

攻守入れ替え?なのか。
次はサトコさん歌って、空ちゃんパーカッション。

サトコさんの声には羽毛が付いてるなあ。
ふんわり風に運ばれて、舞ってやって来て、もう一度空に登って行く。
その羽毛をループで重ねて、おお、ルーバーに伴奏まかせて、リーディング始まった。

「チュニジアの夜」がすごかったなあ。
日本語の歌詞もええし、声の伸びがもう餅みたいで、
空ちゃんのギターと、サトコさんのジャンベがむっちゃエキゾチック。

哀愁漂うリズム&ブルース、タイトルは「さるぼぼ」、
飛騨高山のお土産としても有名らしい。
奈良町のは手足縛られた感じで庚申さんに吊り下げられてるけど、
飛騨高山のは、気持ちよさそうに手足伸ばしてるみたいやな。

みんなで「さるぼぼ!」と叫ぶ。
けっこう楽しい。
空ちゃんのときどき入る合いの手が、おもろすぎ!
「さるぼぼ」のコールに合わせてウェーブまで!(笑)

お!とうとう三女のバーレスクダンサー「ライスディアンソーレ」さん、登場!
空ちゃん解説「大事なことは、真面目に観ないこと」爆笑。

ほんまに芸達者な姉弟やなあ!
スルスル脱いでいきます。やんやの歓声!
ボタン外す仕草、ひとつひとつが色っぽい!

お!トシさん、胸のボタン外させてもろてる!
良かったすねー。
流石に盛り上げるわー!あの乳首の飾り、
どうやって張り付いてるんやろ。
あんなに揺らしても落ちひん。
透明の紐とかも見えんしなあ。
ああ、もう超大型の台風が通り過ぎたような大騒ぎでした。

一部最後は「風々刺々」。これも観客巻き込んで、楽しく。

二部はサトコさんの抱腹絶倒両親話からのソロで、お母さんを歌った曲。
足踏みオルガンの伴奏だけのシンプルな曲が、こんなに深い。
なんか小説読んでるような気分。いや、詩かな?

続いて、空ちゃんと飛騨高山の盆踊り歌。
え、盆踊りやのに、こんな切ないの?色っぽいの?
なんかファドみたい。

続く曲は、切なさそのままで少しテンポアップ。
今度はなんとなくボサノバ入ってきた感じ。
どっちにしろポルトガル系ってことか?
歌ってる歌詞はイスラエルとかガザとかのことなんだけど。
この今の世界から目を逸らさない空ちゃんの姿勢、
それをちゃんとエンターテイメントに昇華させる才能とセンス、
ほんまに尊敬しております。

サトコさんも、才能とセンスとでは負けてない。
優雅なワルツにど酔っぱらいの歌詞載せる(笑)

さあ、いよいよこの日の醍醐味、
次女の志保さんが書いた本での芝居「タカシとユミコ「ご両親)」のお話。
演じるのは、タカシ役の空ちゃん、ユミコ役のライスディアンソーレさん、音響は中ムラサトコさん。
おもろーて、よーできた脚本!
その上、ちょいホロっ。
それを演じる人たちも素晴らしい。
ほんま、怖いキョーダイですわー。
この血縁キャバレーも、ご両親のためにやり始めたらしい。
すごい親孝行やなー。

ちょっとほろっとした後は、賑やかなスイカの歌。

そして、この日のためのような歌、
空ちゃんの「マイ・シスター・イズ・ア・バーレスクダンサー」
妹がバーレスクダンサーになった兄の気持ちを歌います。
もちろん、歌に合わせて、ライスさん登場!

ライスディアンソーレさんがバーレスクダンサーになったきっかけは
チェリー・タイフーンちゃんらしい。
繋がってるんや〜〜。
なんか嬉しいなあ!

最後は三人で父と母に捧げる曲、
これがめっちゃ賑やか!
これを姉、弟、妹でやってるという狂気!
素晴らしい!!
ほんまに、ハット芸なんちゅーキョーダイや!

アンコールは空ちゃんのハット芸!
ほんま、すごいわー、このキョーダイ。

おお!「パーフェクト」!サトコさんのこれ、久しぶり!
むっちゃ聴きたかったー!

最後、飛騨の盆踊りを観客みんなで。
ライスさんの踊り指導を観ながら。
ワシも、下手下手ながら、少し踊りました。
踊りに命を賭ける男、谷口、踊りたかったやろうなあ。

この日は、カオリーニョ藤原さん、ふちがみとふなとさん、
トシバウロンさん、良元優作くんと、客席もむちゃくちゃ豪華でした。

アフターライブも楽しかったっす!
サトコさんや空ちゃんとも話せたし、ライスさんにもご挨拶できたし、
久しぶりにお会いした京都の金物屋さんと話し込んだりもしたし、
カオリーニョさん、純子さん、優作くんとも、
あまりしたことないような話できましたわ〜〜。

血縁キャバレー、今度は、9月8日に、飛騨高山で開催されるらいい。
この日の芝居やMCで、むっちゃ会いたくなった「タカシとユミコ」(ご両親)も参加予定、
今回は脚本だけ提供やった志保さにも会えるかな。
むっちゃ、行ってみたくなりましたよ〜。

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