映画「ソウルフラワートレイン」。

「ソウルフラワートレイン」という映画を観た。
原作の漫画が大好きだったので、始まるまでドキドキした。
小説にしろ、漫画にしろ、だいたい原作が好きだった作品の映画化は
がっかりすることが、多い。

しかし、今回は、原作を忘れるくらい楽しめた。

大阪を舞台にした、オフビート・ロードムービー、
ということでは、ワシの大好きな「てなもんやコネクション」を
思わせるところもあった。

が、てなもんやを過去に置いてしまうくらい、
今の時代の大阪のロードムービーになってた、と思う。

ワシの世代の悪いところは「なぜ、そうなったのか?」の説明を
必要とすることかもしれない。
映画では「なぜ」が説明されないまま、終わったところが、
いくつかあった。

「なにかの伏線か」と思って、観ていたワシは終わってしばらく、
「なぜ」と思ってしまったりしたが、人生なんて、きっと、
すべての「なぜ」が解決して終わるもんではなく、
いっぱい「なぜ」残しながら終わって行くもんなんだろうな、
と思ったら、「これで正しい」と思えて来た。

平田満さんが、もの凄くいい。
ずっと好きな役者だったが、
この映画の平田さんが、ワシは一番好きかもしれない。

映画館で観たのに、またいつか、DVDで見たい、
たぶんDVDを買ってしまいそうな映画に、
久しぶりに会えた。

それにしても少年ナイフは年をとらんのかい!
出演してるとは聞いてたが、
冒頭で出て来る高校生にも見えるそいつらが、そうだとは、
映画観終わって、買ったパンフ読むまで、思わんかったぞ。

コテコテの大阪映画でベタベタの人情劇にもかかわらず、
よくもまぁこれだけ揃えたなぁと思うほど、
出てくる女の子がみんなかわいい。
皆がみんなかわいいくせに嫌味な感じがしないのは、
彼女たちほぼ全員がネイティブな大阪弁でしゃべってたからだと思う。
※眺野くんの感想、ほんまそうやとうなづく。
(20140129記)

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