パリ市民、そしてガザ市民、ダマスカス市民。犠牲になったすべての市民。

パリのテロ事件に心をいためた人は多いと思う。
ワシもそうだ。
テロ実行犯を憎み、亡くなった人、そのご家族の心中を思い、
ご冥福を祈らずには、いられなかった。

しかし、その一方で、感じてたことは、こういうことだった。

ガザでも、ダマスカスでも、
無辜の民が、国の政策に因って、
他国からの攻撃に命を落としている。
その意味では、パリで亡くなった人と等しい。
中東で北アフリカで命を落とした人々のご冥福もお祈りしよう。

そして、このパリのテロ事件への過剰反応が、
武装化、さらなる戦闘を正当化することに繋がらないことも祈る。

テロでも戦争でも、
巻き込まれる人々は、国籍関係なく、
ひとりひとりの命が失われ、家族に深い傷を残すだけ。

それを愛国心にすり替えて、報復を行うことが、
戦火を拡大する最大のエネルギーになってしまうと思う。
その連鎖に巻き込まれないための日本国憲法だったのでは。

安倍さんの発言は、テロを日本に呼びこむ結果に繋がりそうな気がして怖い。
でも、そうなったら、本格参戦できる、という確信犯ではないか、
と想像して、よけい怖くなる。

今までの戦争を見ても、この連鎖が発展的に解消されたことは、
なかったように思う。
一時おさまっても、次のより大きな爆発の火種になっている。
それとも、確信犯的に戦争を求めている誰かがいるのか。

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